親睦 U





「···それより、宗太くんはBクラスなんだよね??」
「ん、そーだけど」
「じゃあ俺明日からちゃんと行こっかなあ」


でもなんで?と高見くんを見ると、高見くんは少し気まずそうに目を落として


「宗太くんと、広海くん、2人も友達できたし、···へへ」


と、頬を指で掻きながら笑った。


──────高見くん····!!!

「·······お前いいやつだな····宗太でいいよ、こいつも広海でいいよ」
「は?何勝手に···まあ、別にいいけど」
「ほ、ほんと?俺も、べつに好きに呼んでいいから!」
「じゃあ高見で。改めてよろしくな」
「おう───!」


そうしてガシリと腕を掴み合い暑い友情を誓い合った俺達(広海は除く。この薄情者。)は、綺麗にたいらげたカップ麺をこりゃまた綺麗に片付け、また明日と各々帰路についた。






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