此処で生活し始めて一週間、マチ以外の団員とも接触がありその中で仲良くなった人もいる。

まずパクノダ、綺麗なお姉さんだネ。かなり優しい。僕のご飯はほとんどパクが作ってくれる。マチは料理できないからネ。

あとフレンドリーに話しかけてきたのはシャ、しゃるる?しゃるな?長い名前のシャル。金髪お兄さん。蜘蛛の中では常識人だネ、僕は戦闘員だけど情報処理担当としても回されたから彼とは上手くやってる、はず。

あとはフィンクスとノブナガ。この二人は何だか春雨の人達に似てるヨ。いかにも強化系、僕みたいな怪しいのとも仲良くしてくれるしネ。


以外とみんないい人達。極悪非道のA級首なんだけど。


「あぁ、こいつ以外は」

「なんねヘナチョコもやし」

「あ、ごっめーん、チビスケ。小さすぎて見えなかったヨ」

「はっ、その変な口調聞いてると頭痛くなるね。包帯も暑苦しいよ」

「そのまんまお前に返すヨ、口調も格好も。恥ずかしい厨二病くんめ」

「だいたい日常から傘もて生活する、意味がわからないね。カコイイ思てるか?」

「毎日拷問器具磨いてるけど何?グロいの好きな僕カッコいい的なやつなの?鏡見た方がいいと思うヨ」


シュバッとチビスケが刀を抜いて僕は傘を構える。バチバチとお互い火花を散らしてるのをシャルが見かねて止めにきた。


「はいはい、そこまで。カグヤ、蜘蛛は団員同士マジ切れ禁止。フェイも古株なんだからちゃんとしてよ」

「ワタシこいつ認めてないね。かてに入てきたよ」

「何でわざわざチビに許可とる必要あるのかわからないネ」

「それ以上喧嘩するならクロロの部屋に放り込むよ?」

それは嫌だ。僕は仕方なくチビスケの横を抜けて瓦礫の上の方へと進んで座る。


こうやって口喧嘩してるとキルアが恋しくなるヨ。



馬が合わない所じゃない
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