女、ロアは観念したようにギュッと目を瞑った。
うんその方が俺もやりやすい。
暗闇でも慣れている俺の目にははっきり見えているし少し申し訳ないけど。
ボタンをすべてはずすとそこに下着はなかった。
あれ?意外とそのつもりだった?
まあいいや、
白い肌に指を這わせるとビクッとロアの身体が跳ねる。
着痩せするタイプなのか思ったよりも女らしい身体つきで意外にも早く俺の身体もロアに反応する。
舌を這わせれば小さく声がもれて、部屋に響く。
我慢するその姿がなんだかいじらしく見えた。
普段あんなに強気なのにね。
そんな姿を見たらなんだか苛めたくなっめ、少し手荒に胸を揉むと悲鳴のような声がもれた。
なんだろう。
反応に違和感がある。
でもまぁ、続けないと。
俺の舌に反応するロアの身体を遊ぶように撫で回し、焦らしながら愛撫を続ける。
そろそろ頃合いかと下の下着を脱がせようと手を掛けるとロアの喘ぎ声がかわって、思わず顔を見るとロアは泣いていた。
必死に隠しているようだが声を押し殺して静かに泣いていた。かすかに身体も震えている。
「…どうしたの…?」
「な、…でもな、い。続けろ」
違和感が確信に変わりだす。
「もしかして、初めて?」
その言葉にロアの身体がビクッと揺れる。
「ち、がう」
「違わないでしょ、どうりで怯えてると思ったよ」
「違う!初めてなんかじゃないから!はやく終わらせろ」
強情だな、辛い思いするのは自分なのに。
「へえ、じゃあなんでこんなに震えてるの」
「震えて、ない!」
認めないロアにイライラした俺は下着に手を入れ無理矢理広げるように指を侵入させようとすると狭くてなかなか入らない、そしてロアから悲痛の声がもれる。
「ほら、初めてだ」
「いいから、つづけ、ろ」
震えるロアをぎゅっと抱き寄せて頭を撫でる。
「ごめんね」
(可愛いと思ってしまった)
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