むかつくむかつくむかつくむかつくむかつくむかつく。うぜぇうぜぇうぜぇうぜぇうぜぇ。
怒りのやり場がないため俺は部屋の端から端を行ったり来たり。
「ねぇ、見ててうるさいからやめてくれる?」
「てめーは腹立たねぇのかよ!」
「そりゃ迷惑だとは思うけど親父のすることだしね、軟禁にはなれてるから」
何なんだこのゾルディック家は。
キルアの言う通り、狂ってる。
「どうにか抜け出せねぇのかよ」
窓や壁を殴るも何も効果はない。
「無理、さっきやったけど念もきかない」
「くっそ!手が込んであるな!ちくしょう!」
一応娯楽としてテレビや本もある。
何か、何か抜け出すヒントはないかと棚を漁ると長男があっ。と何か言いかける。
「何だよ」
「そこの棚はやめたほうがいいよ」
「お前の指図は受けない」
またごそごそと探してると小綺麗な箱を見つけた。中を開けると小箱。さらに開けると小分け袋?に入った長いお菓子のシートみたいなもの。
「なんだこれ」
箱の名称部分を読むと
「ぎゃああああああ!!!」
避妊具って、馬鹿じゃねーの!バカジャネーノ!
もうやだあの親父。
「だから言ったじゃん、本当馬鹿」
「うるさいうるさいうるさいうるさい」
箱ごと投げ捨ててベットにへたり込む。
もうだめだ、救いがねぇ。
つーか、ここ、
「ベットも一つかよ…」
(同居生活)
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