食事を与えましょう。




「アネモネ、ほら、アーンだ。アーン」

「あーん」

ぱくっ

もぐもぐ


「よし、いい子だ。はい、アーン」

「あーん」

ぱくっ

もぐもぐ


「アネモネはいい子だな」

先程からクロロが何をしてるのかと言うと、アネモネに餌を与えているのだ。

しかし、その餌に問題があった。



「団長」

「なんだシャル、アネモネのご飯の時間を邪魔しないでくれるか」

「団長、プリンばっかじゃその子栄養失調になっちゃうよ」

やれやれと呆れた顔をしながら、買ってきた食料をいくつかクロロに渡した。


「…そうか。」

クロロはしょんぼりしながらパンをちぎり、アネモネに与えた。


「美味しいか?」

「む、」

「美味しい」

「い、ちい」

「美味しい」

「むちいー!」

「シャル聞いたか、アネモネは天才かもしれん」


完全に親バカかしてるクロロをシャルナークとフィンクス、シズクは残念なモノを見る目でクロロを見ていた。


prev next