今夜は、
ケーキ屋でバイトをして早半年、最も忙しい時期がやってきました

「名前ちゃん倉庫から小麦粉とって来てくれる?」
『はいっ』


お店にだす通常のケーキとクリスマス用のケーキ、
それから注文分のケーキも作らないといけないため大忙し

朝早くからバイトに来て作ってるけど
去年よりお店に出すクリスマス用のケーキが売れているらしく
休む暇もありません


『ぁ、メール…』


だからメール来ても返事する暇なんて無いから
…返事しなくてもいいですよね?

「名前ちゃーん、早くー!」
『今持って行きますっ!』










「名前ちゃんお疲れ様

『お疲れ様です
先に上がらせてもらいますね』

バイトは無事終了しました!
もう9時なので今から着替えて帰って風呂入って寝ます
それはもう泥のように寝たいと思います


「あ、そうそう
更衣室の机の上にあるケーキ持ってていいわよ」
『ホントですか!?
ありがとうございます』


予定変更ですね

着替えて帰ってケーキ食って風呂入って泥のように寝よう
コラ!太るとか言わない!


『あ、メール来てたんだった』

…って
ちょ、マジかっ!

なんか、吉田さんが迎えに来ているそうです
しかもこのメールが8時前に来てるので少なくとも1時間は寒空の下…

これは急がねばっ!








お店を出てすぐの駐車場に見慣れた人影とバイク

『吉田さん!』

人影はもちろん吉田さんで

「仕事お疲れ様」
『あ、はい
っ、じゃないですよ!
吉田さん大丈夫ですか?寒かったでしょ?』

雪も降ってますしね

「ん、大丈夫だ」
『嘘だー、手も凄く冷たいですよ』

吉田さんの手をとり握りしめる

『わざわざ迎えに来てくれなくてもよかったのに…』
「イヴだから名前に会いたかった
ほら、帰るぞ。乗って」

そう言ってバイクにまたがりヘルメットを渡して来る吉田さん
ヘルメットを受け取り私もバイクに乗る


『吉田さん、』
「ん?何だ?」
『あの、待たせてごめんなさい』

バイクのエンジンがかかり音に掻き消されないように少し大きな声で言う

「いいよ、俺が勝手に待ってただけだし
それと、謝るんじゃなくて感謝の言葉がほしいな」

『えっと、あの、ありがとうございます…』

ちょっぴり恥ずかしくて
小さな声になったけど吉田さんにはちゃんと聞こえていたようです

「どういたしまして、
名前、明日もバイト?」
『いえ、明日は他のバイトの子が出るんで休みです』
「そう、なら夜更かししても大丈夫かな」
『夜更かし?』


「、今夜は寝かせないってこと」
『なっ…「嘘だけどね」
っ!吉田さん!』
「ん?どうした?」




今夜は、

(顔は見えないけれど)(今の吉田さんの意地悪い顔が頭に浮かんできます)





ーーーーーーーーーー

なんだこれ
ただヒロインを吉田さんのバイクに乗せたいなぁと思っただけです
クリスマス感は無い!

あ、一応ヒロインは高校生か大学生設定です

れいモんも今日(もう昨日ですが)はバイトでした
スーパーの寿司コーナーでバイトしてるんですが
凄く忙しかったです
(↑この話はいらないとか言わないで!)


夜中でテンションが可笑しいんですよ、多分。



'11,12,25
*れいモん*



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