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「夜久ー今日部活終わった後ちょっと付き合え」


のんびりしていた昼休み。

急に黒尾が言ってきた。

その表情はなんか不気味でいつも以上にニヤニヤしていた

うわ、気持ち悪ッ…


「?何かあんのか?」

「え、お前…マジで言ってる…?」

「?」

「ま、部活後にはわかるって」

そう言って黒尾は昼飯を食べ始めた

…今日……今日……今日…?


「あ」

「夜久?」


思い出した。

今日は俺の誕生日だ…

最近勉強と部活で忙しかったから忘れてた……


「…俺の、誕生日、か…」

「!!やっと思い出したか。
 でも、部活後のサプライズがなくなっちまったな」

「?サプライズ?」

「そ、サプライズ。
 お前の事だから忘れてるだろーなーって思ったんだけどな…」

「いや、マジ忘れてた。」

「ま、でも部活後は俺と過ごすってのはかわらねぇけどな」

「ッ///」


ああいうことをさらっと言える黒尾は少しずるいと思った









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