▼※友人から頂いた小ネタ



▼ラクサスが破門された直後辺りで、こんな事考えてたらいいなと


▼自分の意思ってなんだろう。
いつも自分が何をするにも、アイツがいたっけ、
ふとそんな事を考えながら俺は秘密の場所の大きな岩に腰掛ける


「はぁ……」

こんなの俺らしくねぇ、
俺はただここで見送ってやらなくちゃ

皆今ごろはファンタジアで騒いでるかなー
……だめだ、なんだろこのモヤモヤは

「わかんないよ…」

自分の意思ってなに?
俺はラクサスに心配されないように見送りたいのが俺の意思だ


▼『本当はもっと居てほしいんだろ?』

「お前勝手に俺の中に入ってくんなよ」

『もっと素直になれよ』

うるさいうるさい、勝手に決めつけんな
俺の意思は俺が考える

『誰かの為にだの、お前らしいけどよ、俺はお前一人の気持ちがききてぇんだ』

俺は…俺は…

あぁだめだ、怖いよ…
引き止めたいよ…会いたいよ…!
側に居てよ…!
どうしてよ、どうしてラクサスと離れなくちゃいけないの…
どうせそこに居んだろ、聞かせてよ…
ラクサスの気持ちも知りたいよ…

彼からの声は聞こえない

なんだよ…何も言ってくれないのかよ…

『俺だってな...お前といてぇよ、ずっと側に居てやりたいよ、なんでこんな事になっちまうんだよ…!』

彼の心が聞こえる、ゆっくりと、静かに叫ぶ

あぁ、ラクサスも同じ気持ち、なんだ…


▼ねぇラクサス……
「またすぐ、会えるよね?」

そしたら彼は少し驚きつつも、ふっと笑って

『どうだかなー?まぁせいぜい独り身を味わいながら待ってな』

「なんかムカつく、むきー!!」

『俺は少しの間、色んな世界を回って見てくるぜ』

これが俺の意思だっと言わんばかりのどや顔、不細工すぎる、好きよ

「じゃあ俺は待ってやらなくちゃな!」

そうだ、俺は俺のために、アイツのために、帰る場所を、暖かく迎えてやれるように

決まったよ、自分の意思ってやつ
こんなんでいいのかな?

もう声は聞こえない

「てか俺、一人でぶつぶつ喋ってたのか……」

お前を信じてるから、好きだからこそ、待つよ。
何年も何十年も、ラクサスが帰ってきて
笑顔で迎えてあげられるように。



▼その後ラクサスが秘密の場所に来ればいいですね

▼消花「私も来たいですね」



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