▼「おせぇ…」
そんなことになってるとは知らずにテントで塑琉奈ちゃんの帰りを待ってるラクサスさん。
弁当渡しに行っただけじゃねぇのかよ…なんて愚痴溢しながら舌打ち。
「(本当はあいつの弁当自体、あのおっさんに渡したかねぇんだけど)」って独占欲丸出しラクサスさん可愛いです。
そのまま、どっこいしょって仕方なく立ち上がって塑琉奈ちゃんを探しに行くラクサスさん
▼「その、塑琉奈殿…」
「ん?お茶無くなりました?淹れましょうか?」
「いや、まだ大丈夫だ。それより…」
楽しく会話してる中、ジュラさんが、ジッと真剣な顔持ちになって塑琉奈を見つめます。
塑琉奈はそれにきょとん、と首を傾げて、そんなジュラさんと目を合わせるのね
「その、塑琉奈殿は…付き合っている者は…おるのか?」
「へ???」
「すす、すまない!年甲斐もなくこんなこと聞いておって…!」
ジュラさんの質問にすっとんきょうな声を上げる塑琉奈ちゃん。そんな彼女の反応を見て、少しだけ顔を赤くして慌てるジュラさん。可愛い
▼「あー!それが全然!それに、今まで男と付き合ったことなんてないですよー!俺!」
「そうなのか…?!」
それに、アハハって笑いながら身振り手振りで否定をする塑琉奈ちゃん。
「この歳で未経験って笑えますよね、泣きたいくらいですよ」なんてめっちゃ笑ってる塑琉奈ちゃん。
逆にジュラさんの方は安心してるんです
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