冬至もきて、前までは気温温かい天気だったものの、クリスマスが近付くにつれて空気は冷え込んでいった


「さみぃ…」


モゾモゾとこたつに潜り込み
仙道はポツリ、そう呟いた


「あんまりゴロゴロしてると
外出れなくなりますよー?」

「…外に出る用がないんだ、別にいいでしょ」

「とか言って、いつも僕の家に来るくせに…」



側で洗濯物を畳んでいたユジンが
少し不満気に俺を見つめて言い放つ


「なんだい、俺が来ない方がいいって言ってるのかい?」

「っ、そういうわけじゃないです。」


ユジンの言葉に引っ掛かり
よいしょっとユジンの膝に顎を乗せて見上げれば、一瞬動きが止まり、プイッと顔を反らされてしまう。
それがまた気掛かりで


「じゃあ何が嫌なの」

「嫌だなんて言ってな…っ」

「理由言わないくせに。怪しいねぇ…」



起き上がり、反らされた顔をこっちに向かせる。距離はほんの少しだけ空けて、丁度ユジンの息がかかる距離

顔を向かせれば、
途端にユジンの顔は淡い赤色に染まった



「…が…持たない…から…」

「は?」

「せ、仙道くんとずっと一緒にいると!身が持たないんですよ!」



いきなり声を上げたと思えば
自分の顔を更に真っ赤にさせて

ユジンはそう言い放った

急な発言に俺は思わず
ポカンとユジンを見つめるしかなく



「言いましたよ!り、理由…!」


「…っぷ、あんたバカだねぇ」

「ななっ!?」

「大体、恥ずかしいんだったら
無理して言わなくていいのに。」


自分で言ったくせに
ハーッと深呼吸しなきゃいけないくらい顔真っ赤。

しかもその理由がまた可愛らしくて。


「勘違いは、されたくなかったので…」

「、あっそ。」




本気で気にしてた訳じゃないけどねぇ。

ま、その理由聞かされちゃったら
逆に身を保たせたくなくなるよ



「アンタ、今日の夜覚悟しといてね」





理由によっては
可愛くて食べちゃうぜ?






……………………
Twitterでフォロワーさんたちが
誕生日だった人達のために
書かせていただきました!

ちゃんとした文章を書くの久々で
内容もオチもいまいちで申し訳ないです…!

誕生日おめでとうございます!

mae tugi



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