さあ! どの ポケモンに するのか えらびたまえ



図書館から出て、マサゴタウンに向かう。
彼女の後ろを着いてきていたポケモンの名前は『ナエトル』と言うらしく、シンオウ地方で見つかったポケモンのようだ。


「へぇー!ナマエさんはカントー地方のジムを全部制覇しているんですね!」

「まあ、幼馴染みに着いていっただけなんだけど」

「それでも、ジムバッジ8つなんてすごいですよ!」

「えへへ……ありがとう」


ヒカリちゃんと会話していると、マサゴタウンに着いたようだ。
ナナカマド博士がいるという研究所に今から向かう。


「予定より遅くなっちゃったけど……大丈夫かな」

「博士には言っておいたので大丈夫です!」


「此処です!」と言って、ヒカリちゃんは建物を指した。此処が、ナナカマド博士の研究所……。


「ささ、どうぞ!」

「じゃあお先に」


ヒカリちゃんの言葉に甘えて、先に研究所に入らせて貰う。
扉を開けて中に入ると、そこには老人が立っていた。もしかして……。


「君が、ナマエさんだね?」

「はい!オーキド博士から聞いてます!初めまして、ナナカマド博士!」


出迎えてくれたのはナナカマド博士本人だった。


「君にプレゼントしたいものがあるんだが……」

「プレゼント?」


ナナカマド博士の後ろを着いて行きながら、言葉に返事をする。
後ろからヒカリちゃんが追いついてくる。


「君にプレゼントしたいのは…、この子達のうち一匹だ!」

「え…っ!?」


博士が自身の後ろにある机に手を指しながらこちらを振り返る。
その手の先にある机の上には3つのモンスターボール。

ヒカリちゃんがモンスターボールの元へ行き、ボールを投げた。
そこから三体のポケモンが出てきた。
あ、一匹は知ってる。


「君から見て左から、『ポッチャマ』、『ヒコザル』、『ナエトル』だ」


三体のポケモンは私を不思議そうに見つめる。
え、みんな可愛い……!


「本当にいいんですか?大切なポケモン達を……」

「勿論。オーキドが認めた君に興味が湧いたからね。是非貰ってくれ」


さて……どの子にしようか?





2021/08/11


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