私の秘密
 




誰にも知られてはいけない秘密であり、誰にも知られていない秘密であり、
今もこれからもきっと誰にも知られないと思っていた秘密が…


黒子くんにバレてしまったのがきっかけだ。










「……っ、……!」


教室のドアと黒子くんに挟まれて、腕を掴んでくる黒子くんの手を振りほどき顔を背ける。


「へぇ、抵抗してもいいんですか?」


黒子くんの普段の様子からは想像も出来ないような怪しい微笑みに、何も言えずごくりと唾を飲み込んだ。


「そうですか…では、あのことを誰かにバラされてもいいんですね?」


黒子くんは怪しくフッと笑う。


あのことを皆に知られでもしたら私は……。


「千晴さん、言いましたよね。何でもするから言わないでって」


黒子くんは低い声でそう言いながら、私の制服のリボンを荒々しく取った。


「言っちゃっていいんですか…?」
「………」


黒子くんの言葉に、唇を噛み締めて俯く。

こんな、弱味を握り脅してくるヤツなんかに負けたくない、悔しい。


だけど……



「…………」


私は、泣きそうになりながらもふるふると首を横に振った。

黒子くんはそんな私を見てまた笑う。


「それに、こういうことをされるのもまんざらではないという感じですしね」


黒子くんの手が私の制服の中へ入ってきた。


「……っ、い、やだっ…」


抑えこもうとしても黒子くんの力には敵わず、胸を触られる。


黒子くんは私の反応を見て、またフッと笑うと、直で胸を揉んできた。


「…!あっ…!…」


こり、と胸の突起を摘まれて、不覚にも声が出てしまった。


「感じてるんですか?あれだけ嫌がっていたのに…?」


黒子くんは口角を上げながら私の耳元でそう呟く。
体がゾクゾクして、はあはあと息を乱した。


「嫌がっているふりして、乳首もこんなに立たせて。とんだ淫乱ですね、千晴さん」
「ち、ちが……っ」


何か言い返そうと言葉を探すが見つからなくて、悔しさと恥ずかしさからさらに泣きそうになった。

今にも涙が溢れ出てしまいそうだ。…悔しい。


すると、黒子くんは私のスカートの中へ手を忍びこませてきた。
下着の上からそこを刺激されて、出そうになった声を必死に抑える。


「もっと見せて下さいよ、…僕だけに」


上からと下からの刺激にガクガクと足が震える。息を整える暇もない。


そしたら黒子くんは、パンツの隙間から指を一本入れてきた。
ぬるぬるですよ、と小声で言われたが今は返事なんてする余裕もなくて、何も言わずに顔を俯かせた。


「…あっ……」


やがて指は二本に。

出し入れを繰り返し、そのスピードはどんどん速くなっていく。


「あ、あ、……ぁっ…」


ぐちゅぐちゅといういやらしい音と、私の甲高い声だけが教室に響く。


そんな中、黒子くんは呟いた。




「他の誰も知らない千晴さんを見せて下さい…僕だけしか知らない千晴さんを」



そう言って黒子くんは私に優しくキスをした。

















≪END≫
ヒロインちゃんの秘密というものは考えていないです。一体なにがバレてしまったのでしょう。
ということで、なんだか変な設定を考えてしまいすみません。
あと終わり方もとても微妙で…ほんとすみません。


こういうテツヤさんもいいと思わないですか?
真っ黒子様ですよ。









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