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こんにちは、モブA子と申します。いま私は中庭で御本を読んでおりました。そこにあの優等生で監督生のトムリドル様が中庭を優雅に歩いてらっしたのです。中庭と言いましてもコンクリートではなく、土の上に綺麗な芝生が生えている所存でごさいます。私はさきほど見てしまったのです。あのスリザリンのいたずら好きで有名な名前様が土を掘って落とし穴とでもいうのでしょうか。そのようなもの物を作ってらっしたのです。けど、わたくしは面倒には巻き込まれたくありませんので、リドル様には内緒にしていたのです。あぁ、あと1mも進めばリドル様は落ちてしまいます。ハラハラしてきました。それにリドル様は御本をお読まれになっていらっしゃるので、先のことは見えていらっしゃいません。中庭の木の奥で名前様はニヤニヤとしていらっしゃいます。あぁ!!!なんという運命なのでしょうか!リドル様にお声をかけてリドル様は立ち止まられたのです。そう、あのアブラクサス様でございます。なんとアブラクサス様の1歩横が落とし穴となっております!それにさっきまでしょんぼりなされてた名前様はあまりにも酷い笑みを浮かべてらっしゃるのです。なんと、そこにオリオン様がいらっしゃいました。あぁ、これはドキドキハラハラの展開でございます。3人様は一向に動く気配がございません。名前様はいらいらしておられるのが目に見えて分かります。やっとオリオン様とアブラクサス様はリドル様なら離れて行かれました。するともう天使のような笑顔で名前様が微笑んでいらっしゃるではありませんか!するとリドル様は御本をパタリと閉じられましてローブから杖を取り出すと凛とした声で発音よく、アクシオと唱えると名前様がこちらに吸い寄せられるかのようにうわあああああとこちらへ。リドル様はニコニコと笑ってはおられますが、その笑顔はどこか腹黒さを感じる所存でごさいます。ウィンガーディアムレヴィオーサと唱えますと名前様は顔が真っ青になりながら、宙に浮いております。とむ!やめるんだ!いいか?ゆっくりおろすんだぞ?とむ!という名前様の発言はリドル様のお耳には入っていないかのように空高く高く名前様はどんどん地上と離れておいきです。今思うとあの場所は落とし穴の真上だったきがいたします。リドル様杖をしまうと雄叫びのような奇声を発しながら名前様は落とし穴に落ちて行かれました。名前様落ちた落とし穴に向かうとその穴の中であれは確かタラントアレグラの呪文だと思います。狭い穴の中でで名前さまはクイックステップを踏んでおられるではありませんか。確かにあの光景はすごく滑稽でしたわ。生徒がみんな穴の周りに集まっておられましたので、わたくしも1度この目で見てみたいと思ったのです。近づいてみるとほんとにそれは滑稽でした。すると横にいたリドル様は名前に周りには聞こえない程度に「僕にイタズラするなんて名前のくせに死ね。それに、タラントアレグラの呪文を穴に閉じ込めておくなんて…,でも名前の考えることなんて読まなくても行動で理解できるから楽なんだよね。ぷ。いい眺め。」こ、これは本当にリドル様なのでしょうか?いいえ、名前様だからこそリドル様は素でいられるのかもしれません。名前様の永遠の地獄は先生によるフィニートという呪文が唱えるまで続いたそうですわ。今日は少し疲れましたの。そろそろ寝ようと思いますわ。


モブA子

20150905