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謎の能力を持ってる夢主




みんなが食事している。僕は静かな図書館で静かに読書をしている。僕はこの時間が大好きだ。ただ1つ気に入らないのはこの僕の隣で一生懸命折り紙を折る名前だ。

『みてみて!とむ!じゃじゃーん!』

名前の手のひらにはなにかわからないものがのっている。

「これはなんだい?」

『これは、しろくま。』

「ピクシーにしか見えない。」

『えー!!!』

ショックを受けているみたいだけど、放置しておこう。

『とむ。私お願いがあるの』

いつになく真剣な顔。もしかしたらなにかあったのかもしれない。

「いってごらん。」

『お腹がすいて動けないのでおんぶしてください。』

「死んでくれない?」

『あはは!ばかだな。トムは!名前が死んだらトム寂しくてないちゃうでしょ!』

「別にさびしくなんかないけど。」

『トムのはーげ!はーげ!』

「殴るよ。」

『もう、殴ってるじゃん!』

頭をすりすりしながら名前は図書館をでていく。

「どこに、いくの?」

『え?寮に戻るよ!』

「もう、もどるの?」

『うん。面倒なやつらがここにくる。絡まれたくないから』

それじゃ、と名前は出て行く。

名前が出ていって数分後にひどい匂いをまき散らした女が数人僕に絡んできた。

「あら、今日はあの変なこはいないのね。」

「変な子ですか?」

「あなたの周りを彷徨いてる小汚い小娘のことよ」