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頭がおかしい夢主




僕が組分け帽子からスリザリン!と言葉を貰った時名前は床に座り込んでカエルを触っていた。おかしな子だと思った。周りは僕をみてうっとりしていたのに。なぜこいつだけ僕を無視してるんだ。

「名前」

組分け帽子が名を叫ぶ。

きゃははとカエルを捕まえて笑ってる。近くの子達は後ずさりし、引いているのが伺える。

「きみ、名前呼ばれてるよ」

肩を掴むと、まんまるい瞳が赤かった。

『あ、ありがとう。トム。これもってて。』

僕の手にはカエルが乗っていて睨みつけてくる。僕の横を通り過ぎるときに耳元で『名前、きっとスリザリンになるからその子もってスリザリンの席でまってて』と残していって。大人しいカエルを持ってスリザリンの席に座る。なぜあいつは僕の名前を知っているんだ。考え込んでいるとげことカエルがないた。顔を上げると目の前には名前が笑っていた。『ありがとう。気に入ってるところ悪いけどカエルをかえして!』はい、とカエルを渡すとぼそっとなにかを呟くとカエルは身動き1つしなくなった。そしてそのカエルは目の前から一瞬にして消えた。『さ!たべるかー!』とぺろぺろキャンディを手に取ると小さな唇をあけた。レイブンクローの席からきゃー!と女の悲鳴が聞こえた。カボチャのポタージュにカエルの死体が入っているとのことだった。名前を見るとクスクスと笑っていた。周りの奴らは名前の仕業だと気づいてないみたいだった。
先生たちがレイブンクローに集まるといつの間にか名前の手元にはさっきよカエルがげこげこないていた。目を疑った。一体僕の目の前でなにが起きてるんだ。ディペット校長が手を叩きその場は収まったが女子生徒はまだ泣いてるみたいだった。食事も終わり寮に向かっている途中にレイブンクローの子話があたらこちらで囁かれてた。それは嫌でも耳に入ってきて「その死んだカエル消えてたみたいだよ。」目で名前を探すがいなかった。

初日の授業はいきなりの飛行訓練だった。僕の横には名前がうさぎを持って横乗りでふよふよ浮いていた。うさぎは箒の先から一歩も動かない。
『とむ!かわいいでしょ?このうさぎ。名前はかめきちだよ。』
「名前のネーミングセンスは全くないね。」
『けど、本人も気に入ってるみたい。』