どうか私の髪を一本残らずむしって下さい
狂愛の扉を開けば見えるは切ないラブストーリー
心臓の高鳴りはフォルテティッシモ
静かな夜は闇に憑いて離れない
半分にして切り刻んで今でも好きですか

ひとりぼっちは卒業したのに頬を伝う水色はなぜ輝くのかな
冷や汗を滴ながら言った君が愛しいんだ

染色体を間違えた神様
ハイヒールで痛め付ける絶対君主
フェイクミステイクに防音効果抜群
裏にある本性を探りながらスマイルを無償提供
消えゆく叫びがいつかあなたに届きますように
あなたへの愛を伝える為に最果てまで行って来たのです
沈む大地が殺意を照らす
ショートケーキもあなたも私には同じにしか見えないの

どんなに泣き叫んでも俺≠アイツの方程式は崩れない
呪いにかかった僕の天使ちゃん
天国から届いた僕宛の小包
君の泣き顔につられて泣くあいつに嫉妬した
蒼く美しき水鳥の告白を見逃すな
石像がにぃっと笑いこちらを向いた気がした

どうやっても涙は垂直に落ちていくもので
マカロニグラタンから聴こえるノイズ
口の端を器用に上げニヒルに黒く微笑んだ
俺の胸なら貸せるのに、君の目から溢れる欲求には応えられないなんて
混沌は消えた愛を産み出した
涙に飛び入り自殺
風邪でもひいているんだろうか、なんだか心が苦しいの

肺がはち切れそうなベルトを絞めて深呼吸した
季節外れに舞い戻る春風
エメラルドの瞳はすべてを見透かすのだろう
狼になりたかったトイプードルの寄生虫



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