No.9-1

ヤドンの井戸+α



前回、ヒワダタウンに到着した若頭一行。
しかし町の様子が何だか怪しい…。
一体何が起こっているのでしょうか?


ここは ガンテツ のいえ
まぁ、そんなことは置いといて。
ここ、ヒワダタウンには木の実からボールを作り出す職人さんがいるのです!
是非とも我々にもボールを作ってもらいたいですね(人´∀`)
早速会ってみましょう!


ごめんくださーい、ボールを作ってもらいたいのですが…。


「ボールを つくってほしいんか? わるいが それどころ ちゃうんや」
あっ、はい。
すみません。



「いどで ヤドンの シッポを きっては うりさばいとるんや」
ガンテツさんの話によると…。
3年前に解散したはずのロケット団という組織がどういうわけか復活し、ヤドンの井戸で秘密裏にヤドンたちの尻尾を切ってそれを売却しているとのこと。

というかガンテツさん何でそんなに知ってるの!?
そこまでロケット団の行動把握してるとか、もう幹部レベルじゃないと説明つかないんですけど!?
……いやまぁ、いなくなったヤドンたちの行方を独自に調査している内に真相にたどり着いた…とか、理由を考えられないわけじゃないですが…。
そこは大人の事情ってやつでしょう
お前ってホント身も蓋もないこと言うよな…



「だから わしが いって ちと こらしめたるんや!」
えっ?


「よーし! まってろ ヤドン! おとこガンテツが たすけたるぞ!」
いやいやいや!
何単身乗り込もうとしてるの!?
年だし危ないし止めなさい!めっ!


しかしガンテツさんは制止の声も聞かず、家を飛び出してしまうのであった…。


「おじいちゃん どこ いったの……? あたし さみしいよう……」
ああ…君のおじいちゃん突然全速力で出て行っちゃったね…。
しかたない、私が代わりに探しに行ってあげるよ!

話の流れからして、ガンテツさんはヤドンの井戸へと向かったはず。
我々もそこへ急ぎましょう!


……って、もう姿見えないよ!
本当に足速いなガンテツさん!
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