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セシルのお家に遊びに来ました。


セ「ゆっくりしてください!
今、お茶を持ってきますね」

「あ、いいよ、気にしなくて!
って…聞いてない」

私の声も聞かず
セシルはすぐに部屋を
出て行ってしまった


だんだん日本の文化も
覚えてきたセシルは
私より日本のマナーを
知ってるかもしれない


セ「お待たせしました」

そう言ってお茶を置く

「ありがとう。いただきます!」


セシルが淹れてくれたお茶は
とても美味しかった


それから二人でゆっくり過ごす


のんびりした時間が
心地よくて
私はなんとなく頭に流れてきた
歌を口ずさんでいた


「あったかいメーロディ
もう寂しくーはないーよ
信じるを歌へー♪」


セ「それは…音也の歌?」

セシルが少し切なそうな顔で聞く


「え?あ、そうだよ!
いい歌だよね!」


セ「えぇ、とても。しかし
どうせなら私の歌を歌ってほしい…」


セシル…?


セ「しおり、今日はワタシの
我が儘を聞いてくれませんか?」

真剣な目で聞いてくる


「え、いいけど…」


セ「ありがとう、My princess…
では、膝枕をしてください!」


キラキラした笑顔で言う


「ひ、膝枕!?恥ずかしいんだけど
…って!セシル!!」


ためらっている間にセシルは
私の膝の上に頭を乗せてきた


セ「しおりの膝、気持ちいいです。
…柔なひーだまりみたい
お膝のうーえなら happiness」


膝の上でセシルが歌う


セ「これでアナタの頭の中は
ワタシの歌になりましたか…?
アナタには、ワタシのことだけを
考えていてほしい…」


「セシル…。私はいつも
セシルのことしか考えてないよ?」


セ「Non,さっき音也の歌を
歌っていました」


「それは…」

セ「ワタシと居るときは
ワタシの曲を歌ってほしいのです」


それからセシルは
自分の曲を歌ってくれた

しかし

セシルの優しい歌声が
私の眠気を襲う


コクン…


セ「響かーせたい 星のファンター…
しおり?眠いのですか?」


「あ、ごめん!セシルの
歌声が気持ちよくて…」


セシルが体を起こす

セ「それは嬉しいです。しかし…」


突然顔を近づけてキスをされる

セ「んっ…まだ、寝てほしくないです」


「んっ…セシル…」


セ「今日はワタシの我が儘を
聞いてくれるんですよね?ですから…」


「ちょっ!セシル!?」

あっという間にお姫様だっこを
されてしまう


「おろ、おろして!
どこいくの!?」


セ「どこって…ベッドですよ?」


「え…?寝かしてくれないんじゃないの?」

ベッドに私をおろすと
セシルが上に覆い被さってきた


セ「ええ、寝かしません。
んっ…ん」


セシルは首にキスをしてくる

「セ…セシル…ん」


セ「ワタシの我が儘はこれだけでは
終わりませんよ…?
身もココロもワタシで
いっぱいにさせたいのです…」




セシルの我が儘な夜は
とても長くなりそうです

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