惨死ラバー | ナノ
■断たれたのは退路と思考回路/会川×栗鼠*R18
08月21日 23:45


※こちらの小説は性的表現を含みます。
苦手な方は閲覧することをお勧めしません。
了解!読んでやんよ!な方はどうぞ^///^





最近、会川の様子がおかしい。
学校でも普通に横でいつものように話してるだけなのに、目が合った瞬間逸らしたり、いつもなら、勉強するというのを口実にオレん家で飲むのにその誘いもなくなった。
それに、いつも二人っきりの時は外してくれるマスクも外さなくなった。
とにかく、最近の会川はオレを避けてる。

(なんか、オレ嫌われるようなことしたっけ…?)

なんだか不安が胸を締めつける。

(あー落ち着かねー!いつも受け身だから期待しちまうんだ!今日はオレからオレん家に誘う!)

そう決心したものの、自分から誘うのは初めてで緊張して、放課後までの授業はろくに集中出来なかった。



放課後

「あ、会川!ちょっといいか?」
「り、栗鼠!?あーなんだよ?どした?」
やっぱりおかしい。
前は話しかけてもこんなにキョドらなかった。
「あのさ、今日オレん家で勉強しないか?」
「へ?栗鼠の家で?」
「いやなら…来なくても」
「いっ!嫌じゃないんだけど…よ」
「……じゃあなんだよ」
「…………」
会川は黙って俯く。
しばしの沈黙が流れる。
(やっぱり、オレ嫌われてんのかな…)
なんだか無性に泣きそうになって必死に堪える。

「り。栗鼠っ!泣いてんのか!?」
「泣いてなんかねぇよ!」
「い、いや、でも涙目だし…」
「う、うるせぇ!お前がオレのこと最近避けてるからだろ!せめて理由くらい教えろよぉ!会川のバカ野郎!」
「栗鼠…」
「もう会川なんて知らねぇよ!」
オレは衝動的にここから抜け出したくなり、駆け出そうと踵を返した。
だけど、腕を掴まれて前に進めなくなった。
「待てよ、栗鼠」
「会川?」
「理由言うから。行かないでくれ」
「へ?」
「……でも、ここじゃ、言えねぇや。栗鼠ん家行こうぜ」
会川はいつもの明るい声のトーンで言った
(う…どっちにしろこのままじゃギクシャクするし…理由があるなら聞きたい…)
とりあえず、会川とオレはオレん家に行くことにした。
でも、その間会川は俯いていて、会話も交わさず家路を歩いた。


栗鼠の家

会川はいつものようにベッドの向かいのテーブル前に腰掛ける。
オレはいつものようにベッドに腰掛けた。
会川は黙ったままで、オレはどう声を掛けたらいいかもわからず、とりあえず黙ることにした。
しばし、俯いた後、会川はゆっくりとマスクと帽子を脱いだ。
「会川…?」
俯いたままの会川。
理由を言う切り出し方を考えているのか?
嫌いなら嫌いと言ってくれた方が楽なのに…。
でもどこか会川の顔は赤らめていて、妙な感じだ。


10分後

そろそろ、沈黙に耐えかねたオレは立ち上がる。
「会川!さっさっと理由言えよ!その為に来たんだろ!?」
流石に怒鳴り過ぎたかと思ったが、言ってしまってから後悔しても遅い。
数秒の間をおき、ぼそりと会川は呟いた。
「……我慢出来なくなるから」
「へ?」
「最近、お前見てるとムラッとして我慢出来なくなんだよっ!」
会川は顔を真っ赤にして叫ぶ。
「はぁ!?そんな理由かよっ!!」
「そ、そんなとはどういうことでありますか!?」
「だっ…だって、会川がオレを避けてる理由…てっきり嫌われたからだと…思って…」
意外な理由に、拍子抜けもいいとこだ。
でも、会川の理由って…

(オレを抱きたいってことかよォ!?)
かぁっ…

「栗鼠?顔真っ赤だぜ?」
「ふえっ!?」
いつの間にかオレの目の前まで近づいてた会川の顔があまりに、オレの顔に近くて驚く。
「栗鼠…オレさ、理性が切れてお前を襲うなんてことしたくなくて、なんていうか…ちゃんと向き合った状態で栗鼠とそういうことしたくて…こんな風に、な」
そう言って会川はオレの両手を包むようにゆっくりと両手で握り締めた。
上目遣いの会川の瞳が優しくて…。

グッと顔に熱が集中するのがわかる。
会川はオレを欲してる。
その事実が嬉しくて照れ臭くてくすぐったい。
そしてオレも会川を欲してる。
「会川…抱いてもいい…ぜ…」
精一杯の言葉を吐いて、会川を見る。
どこか驚いた顔して、でもそれはほんの一瞬で、照れくさそうに笑った。

会川にゆっくりとベッドの上で押したされ、唇を重ねた。
触れるだけのキスが合図かのように服を脱がされてく。
(は、恥ずかしいなっ!これ…)
羞恥に顔を逸らす。
そして、ふいに思う。
「あっ、会川!お前の方溜まってるだろ!?」
「ん?えっ、あ…栗鼠?…」
オレは四つん這いになって会川のズボンのチャックを下げた。
そして会川のものを取りだし、両手で掴み擦り始める。
同性で見なれてるものであるが会川のものだと思うと興奮してる自分がいる。
やがて大きく固くなったそれをオレは大きく口に咥わえる。
「んっ、あ…栗鼠…」
舌を這わせて、先端を舐めると会川がピクリと反応し甘い声をあげる。
根元を片手で擦りながら、咥わえながら舌で会川を責める。
やがて会川の声に余裕もなくなり、ひくひく震え会川のものが放ちたがっているのを感じた。
「んっ」
会川の短い嬌声と共に口内に精液が放たれる。
初めて飲み込むそれは決して美味いとは言えないが、会川のだと思うと苦ではなかった。
「栗鼠…けっこう上手いじゃん、でも…」
そう言って、会川はオレの下顎を掴み唇を重ねて来た。
「!!」

「本番、行こうぜ」

会川はそう言い放ち、オレを押し倒す。
「会川…!」
下着を取られ、露になる自身。
両足を広げられ、会川が自身を擦り始めた。
恥ずかしいと思う前に快楽が思考と身体を支配する。
会川の手が指が舌が、容赦なく自身を責める。
「あっ…!」
ふいに違う感覚に襲われ、声をあげる。
会川の指が後孔に侵入していた。
「ひっ…うっ、あ…」
会川の指は器用に中で動く。
段々となれてきたところで会川は指を抜いた。
そしてオレの腰を掴み、四つん這いにさせ、会川の剛直したそれを、オレの後孔にあてがう。
それを待っていたかのように。
「り、す…挿れるぜ…」
「まっ、あい…」
鋭い痛みが、全身に広がる。
会川の大きいものがゆっくりと挿入してくる。
指とは比べ物にならない物量のものが入ってくる。予想を遥かに越える痛み。
「いっ…うがぁ」
情けない声を出してしまったが、そんなこと気にしていられない。
会川はそれを察したのか、片手でオレのものを擦り始める。
痛みは少し緩和された。
「んっ…」
そして、会川のものが入りきったところで、急に快感が押し上げてくる。どうやら自分のいいところに当たったらしい。
「あ、会川ァ…そ、こ…気持ちい、い」
「り、栗鼠っ、オレも…」
会川の突きが激しくなる。
それに合わせて自然に自分も腰が動く。
「はぁ、はっ…う、ん」
「栗鼠っ」
お互いにピストン運動を繰り返し、無我夢中で腰を振る。
やがて、絶頂に向かう波が押し寄せて来る。
会川も近いのか、さらに激しく突いてくる。
「会川ぁ…オレ、も…う、限界っ」
「栗鼠…」
会川が中に放った瞬間、ほぼ同時にオレも達し、射精した。




目を覚ますと、朝の光が窓から射し、いつもよりやけに眩しく感じた。
昨日の行為の後、お互い疲れて眠ったのだろう。
横向きに寝ていたオレを後ろから抱き締めて会川は寝息を立てていた。

(会川…)

お互い裸で寝ている光景は、昨日のことは夢じゃなかったんだと確信させた。
そして、何より昨日のことを思い出し、栗鼠は赤面する。

(オレ…会川と…!)

恥ずかしい。
でも、それは嬉しいことでもあり、やっぱりくすぐったい。
そしてオレは会川に嫌われてなかった。

(ずっと、会川と居たいな…)

それが、やっぱり一番の本心だ。

そう本気でオレは望めるのだから、
何があっても会川とは大丈夫だと思った。


でも、まさか…
あんなことになるとは今のオレには知る由もなかった。




ーーーーーーーーーー

久しぶりの更新がエロですいません;
でも大分生々しさは出さないように心がけました。
多分、きっと二人の初体験の話。

栗鼠はとことん会川想いでいて欲しい。
でもそれ以上に会川は栗鼠想い^^
この初体験の後からはきっとヤりまくr((

悶々としてる会川書くの楽しかったです(*´д`)
機会があればまたエロ書きたい。

最後まで読んで頂きありがとうございました!
タイトルお題はDOGOD69様から



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