* 君に出す合図は *
「えーと、確かこれが屋根裏部屋で話そうで、それからこれが…」
「何やってるんだ?スザク」
「あ、ルルーシュ。僕たちが前に使ってた暗号を、思い出してたんだ」
「ふうん。偉いじゃないか、スザクにしてはよく覚えていたな」
「それでさ。また新しい秘密の合図が必要かなって」
「はぁ?別にいらないだろ、そんなもの」
「そんなことないよ。あの時はまだ子供だったけど、僕たちはもう大人なんだよ?」
「…?どういう意味だ?」
「だから、ルルーシュがエッチしてもいい時に出す合図とかをさ」
「な、おま…っ!」
「ちなみに僕がエッチしたい時は、君をじっと見つめてる時ね」
「……ちょっと待て。それじゃ、いつもそうじゃないか!」
「僕はいつだって、君を抱きたいと思ってる」
「この、変態め…っ」
「で、どれがいいかな?自分で自分のお尻を撫でまわすとか、どう?」
「人の話を聞け!」
「じゃあルルーシュはどんなのがいいの?」
「…………」
「ルルーシュってば、」
「んっ…」
「――…っ!?」
「…んぅ、ふ……っ」
「る、ルルー…?」
「合図なんかなくたって…。したい時くらい、こうやって自分で誘う」
「………………困ったなぁ」
「なんだ?」
「それじゃ、今度はキスをして欲しい時に出す合図を決めなくちゃいけなくなっただろ?」
「……!!」
(それに、今誘ったってことは、して欲しいってことでいいんだよね!?)
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