「さっえっきっくーん!」 「うわっ、なんだよ、飛びついてくんな!」 「佐伯くーん、メリー! クリスマース!! クリスマスですよーメリーですよー、聖夜ですよー」 「ああそうだな、クリスマスだな。分かったから、ちょっと落ち着け。あーもう、誰だよこいつに酒飲ませたの。……俺か。俺がオーケー出したんだな、うん……」 「佐伯くん、暗い顔してる〜」 「誰のせいだよ。つか、おまえそんなに弱いんだったら飲むなよな。一杯も飲まないでコレかよ……随分安上がりだな」 「いい気持ちv」 「それは何より」 「……………ぐう」 「こんなとこで寝るな! ほら、ベッド行くぞ」 「佐伯くんのエッチ」 「そういう意味じゃなくてだな! 決めた、当分こいつにアルコールはNGだ……」 「ここで寝たいなあ……」 「ダメだって。風邪引くだろ。ほら、立てってば」 「佐伯くん」 「なんだよ」 「好きだよ」 「…………」 「…………」 「…………」 「大好きだよ?」 「いや、聞こえてるから! 言い直さなくても良いから!」 「好きなのになあ……」 「良いから、酔っ払いは寝ろ!」 「佐伯くんのイケず〜」 「イケずじゃないよ、ほらしっかりしろって!」 「ちぇ〜」 「可愛く言ってもダメ」 「…………」 「…………」 「…………」 「…………」 「…………」 「…………あのさ、」 「……………………」 「…………俺も、好き」 「………………」 「………………」 「………………ぐう」 「…………ああ、分かってたよ! こういうオチだってことは!」 メリクリ! 2010.12.24 <-- --> |