飛翔する鳥 

「あなたは、だぁれ……?」


「私は雲雀結羽。貴方、私の所に来ない?」



幼き雲は女性に育てられ、健やかに成長する



「ごめんね、恭弥……貴方の本当の両親を、見つけられなくて……」


「そんなの、いいよ!義母さん、生きてよ……っ、生きて、また……鍛えてよ……!」


「泣かないで、貴方は充分強くなった……それに、貴方に出会えて毎日が幸せだったわ……」


「……かあ、さん……っ」


女性は唯一の心残りを口にし、息絶え


「……風に、そっくりだ……ねぇ、名前……教えてよ」


「(何だろう、この懐かしい感じ……)
雲雀、恭弥……」


「恭弥……!よかった、生きてた……っ、こんな姿だけれど、君の母親だ
こんなこと言っても、信じられないだろうけど……、恭弥が生きていて本当によかった……」


「本当の、お母さん……?」


実の母親と再会し、父親とも邂逅する


「君、迷子?
竜みたいな感じだけど……」


《……だれ?僕の姿が、見えるの?》


虹の化身と合間見える


「ここにいたんだね、イーリ」


「貴方……この子の知り合い?」


「……見えるんだ、この子。気に入ったよ、君。前にも自己紹介した気がするけれど、僕はアラウディ」


始まりの雲と出会い、共に歩むことを誓う
その最中


「初めまして、雲雀さん
天津アリサといいます」


「アリサは《飛翔》と呼ばれる情報のスペシャリストだ。何か知りたいことがあれば聞くといい」


「冗談だろう?そんな女が、《飛翔》?
ふざけないでくれる」



疑われた察した少女は一つの手段に出る


「恭弥クンを貶めるなんていい度胸だね、キミ」


「アルコバレーノの血筋を傷つけるだなんて許されない行為です
リボーンおじさま、貴方には失望しました。恭弥さんが誰の子供か分からないだなんて……」


百合の組織は雲を守り浅蜊との敵対を選ぶ


「誰の子供だというんだ。こんな奴は俺の知り合いにはいねぇぞ」


「アリサさんが嘘を吐いてるだなんてあり得ません!」


浅蜊はあくまでも少女の味方だと言い張る


「僕と風の子供、それが恭弥だ。子供を信じない両親がいるものか」


「恭弥と出会えなかった分、きちんと親らしいことをしなければなりませんしね」


「僕の大切な恭弥をよくも傷つけてくれたね
真実を知った時の君達の顔が見てみたいよ」


「恭弥さん、悪くない!イーピン、信じる!」


自身を信じる味方が為に
飛翔は動く





「僕を信じてくれたみんなの為に、僕は君達にチャンスをあげよう
これから、真実の欠片を渡して行く。それをどう扱うかは君達次第」





浅蜊が真実に気づくのは何時なりや?





飛翔する鳥




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これまた青花様から頂きました
風♀マモの子供が恭弥で人外アラウディとのアラヒバ、コロラル要素あり
味方は風マモ、アラウディ、ミルフィオーレ、イーピン
虹と大地、大空の化身としてオリキャラが出ます
雲雀が産まれてから風マモが呪いを受ける前に事件ではぐれて雲雀家に引き取られる
先代の飛翔は恭弥の義母で初代の飛翔はアラウディ。現飛翔は恭弥
飛翔とは表裏問わずの情報のスペシャリスト
リング戦にマーモンと再会して継承編前にアラウディと出会う。虹の呪い編前に嫌われ発生
他にも色々いただいているのですがとりあえず文にしやすかったものから……



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