Arbitration by principal and accessory 

「もうこれ以上、作物は出来ないのか!」

「生け贄を捧げれば、恵みの雨も降るだろう!」

「ならば丁度いい、人柱候補がいるぞ」


「──っ、いや……っ!」


一人の少年が贄に選出され、農民から迫害を受けたその時

一人の人ならざる者と出会う



『ふむ……民共から爪弾きに遭うのならば妾と来ぬか?
代わりにこの土地を麗してやろうぞ
だが人ではなくなる。どうじゃ?』


「……っ、たすかる……?まだ、生きられる……?」


『うむ、そなたが望むのならば』


「……生きたい……、一緒に、行かせて……!」


人ならざる者になる道を選びし少年とその主が向かうは異国


『妾からの授け物じゃ
これを用いて発展させてみよ、ボンゴレにマーレ、シモンの始まりの王よ』


「……っ、……ぁ、いや……っ、死なないで……!」


『これは致し方無いのぅ……。緊急事態じゃ、恨まれても仕方なかろうの』


とある主従は身内に一人加え、再び放浪を続ける



「大丈夫?急に飛び出しちゃ、危ないから気をつけてね」


「ミー」


「ふふっ、可愛い黒猫ちゃん。バイバイ」


とある女性との邂逅により、少年は一つの事実を知り、決意する


「……彼女、子供が出来ないって言ってた。ねぇ……僕、恩返ししたい
彼女の、子供になりたい」


それは幸か不幸か、ある事件が起こり少年は巻き込まれてしまう



「貴方達、誰?」


『……!!これはまずいのぉ、恭弥の記憶が僅かしか残っておらぬ……っ』


「う、そ……。じゃあ僕達の記憶は…?」


『無いに等しいのぉ。ここまで負荷を課せるとは……許さぬぞ、ボンゴレの小娘に霧の小僧よ』


「恭弥……絶対に記憶を戻してあげるから、待ってて…」


主人は従者が為に、始まりの雲は愛しき者の為に

断罪を決する


Arbitration by principal and accessory




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青花様からのネタを文にしてみました。アラヒバで人外夢主
人外夢主に人間→人外なアラヒバに惹かれまして…ごにょごにょ……
簡略化しますと、戦国時代の貧しい村に雲雀生誕→飢饉発生→雲雀を贄に→夢主が拾って眷族に→イタリアでアラウディと出会う→デイモンの暴走を止めようとしてアラウディが重傷に→雲雀と動揺夢主が眷族にする→雲雀がある女性に助けられて恩返しの為に彼女の子供に転生→沢田兄妹と出会う→嫌われ発生→骸によって精神破壊を受けて記憶喪失に→夢主とアラウディの怒り勃発→断罪開始
になります。結構な長編になりそうですがいつか書いてみたいネタ
ちなみにタイトルは日本語にすると《主従による裁定》です
悪女はツナの双子妹(ツナ妹→ツナへの狂愛)
味方はツナとクローム、シモンに初代組と9代目




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