油断大敵、大胆不敵


ぐちっ、ぐちっ。濡れた音がしている。
「もういいですよね…?」
俺の穴に指を3本突っ込みながら、沖川はそんなことを聞いてくる。
「ふ、やぁ」
時間をかけた愛撫によって理性なんてものが蕩けきってしまった俺は、ただ頷くことしかできない。
あいつが何の許可を求めているかなんてどうでもいい。少しでも快楽をくれるのなら、何だっていい。

「…じゃあ、いただきます」
ずぐっ! 穴に何かが押し当てられたかと思うと、それが勢いよくナカに突き立てられる。
「あ、うぎ…っ」
感じたことのない圧迫感と痛みが俺を襲う。それと、言いようのない快感も。
「気持ちいいですよね、先輩」
「き、もちい…いっ」
全部が収まった後、遠慮も何もなくソレが抜き差しされる。ぐちゅぐちゅ、という卑猥な音が部屋中に響く。

「ははっ、夢みたいだ。あの先輩を僕が組み敷いて犯してるなんて!」
笑いながらも、腰は動かしたままで。そこから次々と快感が送られてくる。
「あっ、うひゃ、や…!」
がくがくと、体を揺らされていることしかできない。百戦錬磨のはずの俺様が…っ
「ずっと好きだったんです、先輩のことが」
「へ、…ひゃうっ」
「女好きで、女にだらしなくて、二股どころか四股六股ぐらいしちゃうような人だってわかってます。けど、それでも一目惚れしたことに後悔なんてしてないから。今この瞬間だけでいい、僕に溺れてください、ねっ」
ずぶり。一際強く突かれると、高ぶっていた欲がばちんと弾けた。
「ひゃ、あああああああああああ!!!!!」
俺の自身から白い白濁が散り、ナカでは沖川の精が弾けた。






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