宝石少年(企画)
世界とはきらきらしているもので。
僕の行く末にはまだまだ見たことのないものや触れたことのないものが散らばっていて。
会ったことのない人や、知らない土地や、びっくりするような冒険が満ちていて。
この手が掴もうとしている夢や、この胸に抱いている希望や、この身が秘めた可能性。
それさえあれば、どんな壁だってぶち抜ける。
僕を粉々に砕きたいのなら、僕を凌駕するほどの煌めきと剛さをぶつけてくるといい。
もっとも、そんなもの、この世には存在していないだろうけどね。
宝石少年
(瑕つきやすい硬さと脆さ、それでも磨かれゆく美しい原石)
少年百科さま提出
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