The tale of a Leanan-Sidhe 09
次の日も、女は糸を紡いでいた。
小箱は麻袋に入れられ、何重にも縄で縛られ、家の隅に置かれていたが、突然に騒ぎ出したりすることはなかった。
女は糸を紡ぐ。細く細く糸を縒り、間断なく錘は回る。
同じ動作を繰り返すうちに、やがて、女は夢に溺れてゆく。
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