悪いのは貴方


男でも乳首で感じる。そう聞きかじったおれはあることに挑戦した。


「っぅ、…くっ、ぁ、 っはあ、…ゃ、 んあっ!」


乳首開発である。

あ、今こいつバカだなとか思ったでしょ?おれは本気です。ちなみに正気です。突然で悪いけど、おれ性格純情身体ド淫乱みたいなのがタイプなんだよ。AVでいうと地味な委員長みたいな芋っぽい奴が泣きながらヤられて身体は正直だなみたいなやつね。男なのに乳首だけでイくとか相当じゃん?しかもそれを恥ずかしがってたら最高じゃん?ということで隼人先輩の乳首を開発したった。
いや本当おれ超頑張った。最初は擽ったがるだけだったのに、今じゃもう日常生活に支障を来しそうなレベルで感じている。可愛い。左側の乳首しか触ってないのに隼人先輩のはもう危うい。こんなんでよくロードレース中勃たないな。


「ははっ、見て隼人先輩。先輩のちんこ、もうイきそう」

「っ、 やめ…っ、も、だめだって…頼む、からぁ…っ、___…!」


縋るような青い瞳にゾクリとした。弄り過ぎて真っ赤に腫れている左乳首から手を離す。まだ一回も触っていないのに起っている右乳首を左手で摘まむと、ビクンッと目の前の雄々しい身体が跳ねた。摘まんだだけである。抓ったわけでも、引っ張ったわけでも、引っ掻いたわけでもない。摘まんだだけで、この感じようだ。今も、おれがこの摘まんだままの乳首をどうするのかと身体を震わせている。
右手で隼人先輩の甘い顔に触れる。ポッテリとした色っぽい唇を親指で撫でて、そこに誘われるように入れる。


「んむっ、ぅ、?」

「ね、この左手、どうして欲しい?」

「っ!」


かあっと隼人先輩の顔が赤くなる。俯こうとしたその顔を、右手を使って上げさせる。強請るようにジッと見つめてくる隼人先輩は大変可愛らしいけれど、言ってくれなきゃわかんないよ?
すり、と乳輪を撫でてあげると息を詰まらせたのか、ぢゅっとおれの親指を吸った隼人先輩まじ淫靡ですね!
口元をだらしなくしながら乳輪をひたすらスリスリする。悶える隼人先輩はそれはもう素敵で目の保養ってやつだ。


「隼人先輩のちんこピクピクしてますよ。イきたそうだなー。いいんですかこのままで。おれは楽しいからいいですけどね?」


ふうふうと隼人先輩は真っ赤な顔で小さく喘ぎながら耐えている。熱く柔らかい舌や口内の肉が親指に当たる。それが隼人先輩のナカを思い出させて、脳が沸騰してんじゃないか心配なほど熱くなる。あー早く隼人先輩にちんこ突っ込みたい。ぼうっと見てると、隼人先輩の口が薄っすらと開いた。


「 ___っ…、お、れの、…ち、 ちくび……っ、 ぎゅって、してくれ…っ、、ぅあっ!?ア、ぁああ゛ーーーッ」


隼人先輩の内腿が痙攣して、おれの身体に白い液体が飛び散った。ゾクゾクと何かが背中を這って、下腹部に熱が溜まる。あー、先輩ってばマジで乳首だけでイっちゃった。ヤバイな、こんな興奮するとは思わなかった。なんだこれ。しかも乳首でイって恥ずかしがるどころか、ショックで泣き始めてるし。なにそれ可愛いね?うん、可愛いけどおれのちんこももうエグいからいいかな?


「せーんぱい」

「___、ぐすっ、おれっ、おれぇ…っ」

「ごめんね?」

「え? っぅぐ!!、うそ、ッア、ちょっ、待てって…っ!いっ、っあ゛あ゛あっ!」


まあもちろん待てるわけもなく。あー明日怒られるんだろうな。もういっか。いっそやりたい放題してしまおう。吹っ切れたおれは、泣きながら感じてる隼人先輩の乳首に遠慮なく噛み付くのだった。

それでイくんだから、おれは悪くないよね。


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