セックスレス。病気など特別な事情がないのに、1か月以上性交渉がないカップルを定義するらしい。准と最後にした日からついに1ヶ月経ちました。これでついにおれたちセックスレスですやったね!全然嬉しくねーけどな!!! マジで意味分かんねぇ。何なの。1ヶ月前まではむしろノリノリだったじゃん。ああん___もっとお、みたいなテンプレゼリフを言っちゃってた准はどこに行った。プリーズカムバック。何が悲しくて恋人をオカズに一人で処理しなきゃならないんだよ。寂し過ぎて死にそうになるわ。 だがしかし、こんなおれたちでもセックスレスにならない方法がある。 セックスだ。 そう、今日で1ヶ月ということは今日ヤっちまえばセックスレスじゃない!つまり准が忙しくてすこ〜しセックス出来ない期間だったてへぺろで済む。さあ准、今日こそ観念しやがれ! 「准!」 「ん?、おわっ!」 准をベッドに押し倒す。腰掛けてた状態からなだれ込むようになってしまった。うっわ、准なんかちょっと色っぽくなってねえ?ぽかん、と薄く開けられてる口が隙だらけでグッとくる。耳に軽くキスをして、囁く。 「なあ、…いい、か?」 ピクリと反応したかと思うと、ぐっと互いの身体を引き剥がすように手で押し返された。准はふいっとおれから目を逸らす。 「…悪い。…その、今はそういう気分じゃない」 そういう気分じゃないから。疲れてるから。忙しいから。明日大事な用があるから。 この1ヶ月の間に聞き古した言い訳どもである。お前嘘つくの下手なんだからもうやめろよ。出水に見抜けて恋人のおれに見抜けない訳ないんだからな。あーもういいわ。1ヶ月間断られ続けるという恥と屈辱を味わったおれはもう我慢の限界です。 「!?なにしてっ、あっ!、お、おい___っ!やめっ、…んっ、…ぁ!」 「本当の理由言うまでやめないからな」 タオルで縛られた両腕で抵抗されても痛くも痒くもない。準備しといて良かったタオルマジ優秀。無防備に晒されている首筋に何度も吸いつく。前に付けた痕はとっくに綺麗になくなっていて、それがまたおれをイラつかせた。Tシャツの中に手を突っ込んで、乳首を抓る。 「い゛っ!___!」 「だから、理由言ったらやめてやるよ」 「っ、気分じゃ、っぅ、…ない、からだ…!」 「へーえ?その割には勃ってるし、ノリノリだなあ?」 「ッ!ち、がっ」 硬くなった乳首をコリコリと弄びながら、准のズボンと下着を一気に脱がす。外気に晒されたそれは首を擡げてビクビクと触って欲しそうだが、こっちはお預けだ。胸への刺激で頭がいっぱいになっている准の蕾に片手で開けたローションをぶっかける。 「ひっ!冷たっ、も、___! っ、は、ぁ…ッ、頼むから…、やめてくれ…っ!」 「お前が何も言わないから無理だな」 顔を真っ赤にして涙を耐えている准にきゅんきゅんしながら、ローションでグチョグチョなそこに指をぐっと押し付ける。ぐりぐりして遊ぶつもりが、柔らかい秘部はぬぷっと指を招き入れた。1ヶ月前と同じアナルに淫乱なやつだなぐへへとニヤつきながら指を誘われるがままに入れる。 「ーーーッ!っはあ!、っは、……___っ、ん、あ…っ、…おね、が、っぬいて、」 「んー?こうか?」 「は、ぁ……、っぁああ!ッ〜〜〜!!」 パタタ…と白濁が准の下腹部を汚した。言われた通り抜こうとして、途中で気が変わっ(たことにし)て、前立腺をぐりぐりと押した。これだけで軽くイクって、こいつ禁欲してたのか? 荒い呼吸をするそのエロい顔を眺めていると、ゆっくり准が目を開けて、焦点をおれに合わせたときだった。 ぼろっ 「へ、」 「う…っぐす、ど、しよ___…っ、おれ、うう…、へんたいだ…っ」 ぐずぐずと泣き出した准に、ピンと閃いた。今回のセックスレスは変態がキーワードっぽい。聞き出すために一旦苛めるのをやめて抱きしめる。 「なんで?」 「っひぐ、だっておれ…っ、おとこ、っぐすっ、なのに、うしろでしか、いけ、な…っ」 ピシャアアアンと雷を打たれたように衝撃を受けた。え、え、いつから准ってばそんな淫乱になったんだ!やっべぇ超可愛い!っと、流石にこれは声には出せないな殺されてしまう。無論副くんと佐補ちゃんにだ。 「だから、おれとセックスしなかったのか?」 「う…、わる、かった、…しばらく、しなかったら、…まえだけで、いけるようになるかと思って」 大分落ち着いたらしい准の涙を舐めとり、ちゅ、ちゅ、とキスを散らす。やべー可愛いいいい。結局のところ男なのに後ろが気持ち良くなり過ぎちゃってどうしようってことか!なあんだ准ってばみずくせーな! 「じゃあ協力してやるよ」 「!ほんとか!」 ぱああっと輝かんばかりの笑顔の准に、にーっこり笑ってやる。例えばの話だけど、前だけひたすら弄ってイケなくて泣いちゃう准とかそそるよなあ。記録とかいってハメ撮りすんのもいい。逆に乳首でイケるようにさせるのも興奮する。 ま、でもその前に。 「明日から、ね。つーことで今日はやらせてくれな?」 「へ、っあ、あああ…っ!!」 無理矢理ぶち込んだおれのをきゅうきゅうに締め付けながら白濁を撒き散らした准。セックスレスは解決出来たが、なるほどこれは確かに深刻そうだ。 to list |