お正月のすごし方

「あけましておめでとうございます、鬼沢先輩。今年もよろしくお願いします」
「おう、おめでと。……じゃ、するか」
「先輩? え、ちょっ、なんで圧し掛かってくるんですか! んっ、や」
「早速『よろしく』しようと思ってな」
「え?……あ、あぁ! そういうことですか!……ぷっ、ははっ」
「お前な、この状況で笑うか」
「だって先輩、ヒメハジメとか、先輩そんなオジサンみたいな柄じゃないのに……っ」
「誰もヒメハジメたぁ言ってねぇだろ」
「でも、することはソレだし、お、おかしくって、つい……、くはっ」
「まだ笑うか」
「ふふっ、笑っちゃってすみません、なんか涙でそう。先輩は今年もかわいいですね」
「……もういい」
「あ、待ってください先輩! しましょしましょ、秘め始め。今年もたくさん、よろしくおねがいしますね」
「……お前はどんどんタチが悪くなるな」
「それは、ますます先輩を好きになってるってことですよ」

ヒメハジメ→寝正月なふたり

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