祓います(物理)




レギュラーって言ってたからある程度は予想してたよ
さつきちゃんもきー君って言ってたしさ…


「あれ、古橋さん?」
うん、黄瀬君だ
同じクラスの

クラスでも気配を消してるのに隣の席だから…
授業中に気配を消すわけにはいかないから隣の席の子とかに気づかれちゃうんだよねー
ああ、相談部のミステリアスな部分が消えていく…←

「で、えっと…さつきちゃんは授業戻ってていいよ」
そうしないと出てきてくれないから

「彼方ちゃん…大丈夫?」
「私は平気だから ね?」
「…うん、わかった」

さつきちゃんが部室を出て行った瞬間に良くないものが集まってくるのがわかる

「なんで桃っちかえしたんスか?」
「いやさつきちゃんいたら霊とか出てきてくれないし んでちょっと黙ってて」

部室に常備してあった金属バットを持つ
そして振り回す

「ちょ、なにしてんスか!」
「気が散る黙ってろ駄犬」
「だ、駄犬…」

霊が見えないとただ金属バットを振り回してるようにしか見えない
でもちゃんと祓ってますよ!(物理的に)

「…こんなもんかな…生霊もいたからなー…多分また憑かれるだろうね」
「え、ええー…まあ確かに空気が軽くなったっつーか…気分的にスッキリしたような…?」
「うーん…明日までにお守り作っとくから、さつきちゃんに渡してもらって」
「…あんたがつくるんスか?」
「そうだけど、なんか文句ある?」
「い、いやないっス…」
ひと睨みで怯えちゃうって…こいつ弱いな

「はいじゃあもう授業に戻っていいよ」
「…あんたは?」
「同じクラスじゃん 一緒に戻って女子の反感かいたくない よって5限はサボる」
「そ、そっスか…じゃあ俺は戻るっス」
「はいはいじゃーねー」

あーつかれた…
いいや、今日はもう早退しよう






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