もう疲れたよパトラッシュ




黄瀬君は無事にバスケ部に入部したそうです
風の噂で聞きました
そして灰崎君が暴力事件を起こして退部になったそうです

…灰崎君は意味もなく暴力を振るう人じゃないのにな
多分不良に絡まれてた誰かを助けたとかじゃないのかな?
そんな灰崎君は黒子君とも仲がいいです
時々二人で部室に遊びに来る


…貴重な情報源が一人減ってしまった…

まあそれは置いておいて
赤司様…何故我が部室にいるんですか…

「あ、赤司君…?」
「やあ古橋さん 探したよ」
「…お手数おかけしました」
なんでだあああああ
今は昼休み
今まで昼休みに来たことかなったじゃん…
なんで今更来たし…
「古橋さん」
「…はい、なんでしょう」
「単刀直入に聞く 君はなぜ僕から逃げた?」
「…怖いからですが?」
「…そうか…ではなぜ桃井からも逃げる?」
「赤司君に繋がってると思ったからですが」
「桃井が寂しがってたぞ」
「…後で謝罪しておきます」
「それがいいだろう…で、」
「…なんでしょう」
嫌な予感しかしないんだがこれいかに
「マネージャーをやらないか?」
「お断りします」
即答だよ
断るよ!なんだよマネージャーって…てか私部活入ってる!
「…そうか…断られるとは思っていたがな 桃井がうるさくて…」
若干げっそりしてるように見えるよ…さつきちゃんなにしたの…
「うちの桃井が大変ご迷惑おかけしました」
「…いや、いいよ」
美形ってどんな表情しても似合うな
そんな彼はただいま苦笑
すみませんねこんなキャラで
「ところで…」
「はい?」
「…入試テストで全部満点だったそうじゃないか」

…なんでバレてんの?

「ええっと、まあ、はい、そうですね」
「まさかこの僕が負けるとはね…」
「…」
な、なにも言えねええええ
いやだって合格ラインわかんなかったんだもん…
兄さんよりさつきちゃんのほうがマシだったんだもん…(束縛的な意味で)
「いつか追い抜いてみせるからね」
「は、はあ…?」
「だから定期考査本気で受けなよ」
…バレてるわ…当たり前か…
「…わかりました でも私満点以外ありえませんよ ケアレスミスでもしない限りね」
…自分なにいっちゃってんのおおおおおおばかあああああ
「ふ 僕も満点をとれば問題ないだろう?」
…流石赤司様です
「じゃあ僕はもう行くね そろそろチャイムがなるから君も戻ったほうがいいよ」
「はい、わかりました ありがとうございます」


やっと…開放された…はぁ…

もう転校したい!




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