青春Destroy | ナノ


073


「あ?…クリア!?ねぇ、これクリアで良いの!?」

「っす!クリアっす!おめでとうごさいます!」

「わー!レッドさん私やったよ!ほめてよ悟史君!」

「なんでひぐらしなん。」

「ノリで。」

「いや、でも結構すんなりいけましたね。トータルで何分?…あ、だいたい一時間半ですね。どうでしたか?撫子さん。初めての実況。」

「えーっとね。楽しかった!
なんて言うんだろ、こう…フリーダムな感じで。あとメガネの公開処刑的なテンションはほんと楽しかった。」

「…ほんまや…俺今何で生きとるんか分からんわ。
こんな絶叫とツッコミしたんは初めてや…。あー、喉痛。荒らされるでこの動画。うるさいゆーて。」

「大丈夫だって、きっとタグには『無駄にいい声』とか『メガネ18禁』とか『メガネ絶叫自重しろ』とか愛されるって。
チッ私が主役の動画だったはずなのに…あ、そうだ。ついでに青鬼モチーフの歌『Blue』の歌ってみたもにあげる予定なんで、良かったら聞いてみて下さい。ではまた、どこかで会いましょう。せーの…。」

「バイバイ!」
「ほな。」
「さいならっす!」

「あわせて!!」

無事に収録を終えた三人。


「乙でした!」

「撫子さんってもう『Blue』歌ってたんすか?」

「いや、これから帰って収録しようかと。」

「だったら俺も一緒に歌いたいっす。」

「お、良いね。じゃこれから撮ろうか。」

「俺も歌うー。」

忍足も挙手。

「………いや、あんた歌知らないでしょ。もう時間無いから一発録りするんだけど…。」

「俺も歌いたいー!」

貴様は駄々っ子か。

「…止めて下さいっすよ、忍足さん。さっきの実況で十分活躍したじゃないっすか。」

「!?だったらさ私が合図したときに思いっきりシャウトしてよ。」

「良い案っすね!それ。」

「参加出来るんなら何でもええわ。」

「よし、決まり。じゃ赤也君録りましょ。」

「はいっす。」

撮り始め、撫子が忍足に合図をする。

「い゛ぃ゛あ゛あ゛あぁぁあぁああぃっ!!」

散々さっきまで叫んでいたのだ。叫び方に磨きがかかっている。

収録完了。
忍足もちゃんと仲間に入れて満足げだ。

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