青春Destroy | ナノ


005


としている間にも跡部と岳人の作戦タイムが終わったようだ。

「行ってこい岳人!」

「うぇー、マジでやんのかよ。」

ブツブツと文句言いながら撫子に近寄る岳人。

「何かな?向日君。」

「岳人でいいぜ!」

百万ドルの笑顔 ありがとうございます。

「が、がが岳人!」

「おぅ!」

「ッ忍足助けて、ヤバい誘惑がやばい。って忍足?」

「…………。」

返事がないだだのメガネのようだ。

「いや、ただ心を閉ざしてるだけだぜ。」

「岳人……めんどくさいパートナーだね。」

「………。」

否定しないところが悲しい。

「…撫子。ちょっと立ってくんね?」

「何で…?」

そう思いながらも言うことを聞き立ち上がる。

「で、でかいな…。」

「私170cm以上あるからね。」

撫子は岳人を見下ろす形になった。岳人がさらに小さく見えて撫子の理性はショート寸前だ。

「………跡部ぇ、ホントにやんのかよ。」

「やれ。」

簡潔すぎる命令を下す、何様俺様跡部様。

「えぇい、男は度胸!」

ガバチョと岳人が抱きついてきた。

「くぁwせdrftgyふじこlp――!?」

耐えろ俺のギーゼルバッハ部位。唸れ俺の理性!

「撫子〜。マネージャーしてくんね?」

小首を傾げて撫子に問う岳人。

「やややややややややりますん。」

「どっちだよ!」

「やらないやらないやらないやらない、そうだ岳人!それは忍足にやってあげて!」

私は見る方がいける!

「なんでだよ!」

チッ、イチャついてくれればいいのに。

「チッ、落ちなかったか。」

イケメソと被った。なんか不愉快。

「こらイケメソ!岳、岳人の力を借りるなんて卑怯よ。けど落ちないからね!岳人!写メって良いですか!?」

「良いわけあるか!」

岳人が若干顔を赤らめながら離れる。年頃の男子にしては恥ずかしい行動だろう。お疲れ岳人。

「かー↓わー↑い↓ーい↓。」

「妙なイントネーションは止めろ。」

跡部がツッコミを入れて終了。跡部はどこからかケータイを取り出し電話をかけた。

「おい樺地。ジローを連れてこい。今すぐだ。」

一言樺地と言う人に連絡を入れ。すぐに撫子と対峙した。

「イケメソ、誰を呼んだのよ。」

「ハハハッファーハッハッハッハァ!!椿崎撫子、お前はこれで落ちる!」

「忍足、岳人逃げるなら今かな?ちょっとヤバメ?イケメソが発狂したんだけど…。」

「あー…逃げるなら今だけど…逃がさねーぜ!」

岳人が再び撫子に抱きつき、逃がさないようにする。

もう、死んでも良いかもしれない……。

「が、岳人!何でこんな捨て身な事をするんだぁ!」

「だって跡部が最高級の納豆をいっぱい買ってくれるって…。」

「岳人ぉ!物で釣られるんじゃありません!」

撫子が此処に来た理由が忍足に衣装を買ってくれるからだったと思うが…自分の事は棚上げだ。

「離してぇ!いや、離れたくない!」

「意味わかんねぇよ!」

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