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「俺はな、少なからず責任感じとんねん。 撫子をこんな環境に引きずり込んでしもうて、俺はリアルで初めて出来たヲタ友をつらい目に遭わせる種を蒔いてしもうて、 ずっと憧れだった撫子にいじめに遇わせるようなことをしといて、俺じゃ役不足やったんか?俺じゃ撫子を支えれんかったんか?」 「っはぁー…やっと分かったよ、分かった。今理解する?普通。」 嫌われ夢でみんなにバレないように一人で翻弄する健気な少女の気持ちが、 私は嫌われ夢を読むならば復讐がもれなくくっついてくる奴を率先して読んでた。 何故かって?決まってる。スッキリするからだ。ザマァって思えるからだ。 もちろん和解夢も好きだ。 ヒロインちゃん可愛いし、けど秘密にする必要性がずっと分からなかった。 言ってみんなに守ってもらえば良いのにってずっと思ってた。他の奴の心配より自分を一番に考えれば良いじゃんって思ってた。 けど、秘密にする理由が今分かった。自身が体験して理解することになるなんて思わなかったけど、 「何が分かったんや?」 「あぁ、こっちの話し。 ……結論から言えば、私は君達と対等でいたかった。私が君にイジメがエスカレートしたことを言おう。そうすれば君どうする?守ろうとするよね?守ってもらうなんて嫌だ。対等じゃなくなる、対等の友達じゃなくなる。 後は巻き込みたくなかった、女の醜い争いを見せたくなかった。」 「撫子は俺らのこと考えて…。」 「まぁ、無理矢理見せてBLに走らせてやろうかと思ったこともあったけど。」 「オイ。」 「それは冗談として、 まぁそう言うことさ、言わなかったことは謝るよ。ごめん。じゃぁ、これから協力してくれるかな?イジメ撲滅計画ファイルに。」 「ジョーアーギャ。」 撫子の前に跪き、手を取る忍足。 「……ありがとう。…でも、よくも殴ってくれたね? うぷぷぷぷぅ、これから学級裁判でクロを決めたいと思いまぁす!今回の犯人と思う人に投票してくださぁい!で私の独断と偏見でクロは忍足君に決定しました。スペシャルなお仕置きを用意しましたぁうぷぷぷぷぷぷ!」 忍足にとられた手をそのままさらに上に持ち上げ忍足の髪の毛を引っ張る。 「ヒッ!?いや、あのそれはその…事故やねん。」 「それは違うよ!先制攻撃だべ!ってか?うっは、ちゃうやろ。意図的な犯行やろ。私の麗しい顔は貴様の一時の馬鹿らしい考えの犠牲になったんだろ?」 「その…。」 「ねぇ、知ってるぅ?殴っていいのは殴られる覚悟のある奴だけなんだよぉ? …つっても女の私と男のあんたじゃ威力が違うよね?と言うわけで私はラリアットを食らわせたいと思いまぁす。」 「ちょ、撫子は俺より力あるやろ。」 昔ハイキックで吹っ飛ばされた記憶がある。 「んー。何を言ってるのかチンプンカンプン。私は普通の女子なみの力を持った女の子。それ以外の情報はあたえられてないのら〜。」 「はり倒すで。」 「ノンノン、はり倒される前に殺る。」 「漢字違っとらん!?」 「じゃあ、犯る。お仕置きを開始します。」 「ちょっ…っヒデブッッ!」 綺麗に決まったラリアット。 出来れば二度と食らいたくない。 |
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