045 |
「あー…毛根だ…。みんな時間大丈夫?」 「俺は平気じゃ。」 「私もまだ大丈夫です。」 「俺も大丈夫だ。」 「俺もまだ居れるでぇ。」 「…さよか。んー…。ペテンさんちょっと良いかな?」 「何じゃ?」 「ルカ姐さんの衣装着てみる気無いかい?そこのメガネが持ってきたんだけどさ…。」 「女装かぁ…。ま、良いぜよ。」 流石に断られるかと思っていたが、言ってみるものだ。仁王は少し考えた後承諾した。 「よっしゃぁぁあああ!ペテンさんのルカ姐さんktkr!じゃ早速着替えてきて!メイクは任せろ!」 「じゃ行ってくるぜよ。」 仁王は衣装他がある準備室へと足を進めた。 「wktk、wktk。」 「ちょい撫子何勝手なこと言っとんや!」 「えーだってみたいじゃん?ねぇマスター?」 「あぁ、今まで女性キャラは無かったしな。」 「私も見てみたいですね。」 3対1で勝ち目無し。 「ほぉら、私は間違ったことなんてしてませぇん。文句言うようなら…ンン゙…お仕置きするでぇ。」 撫子がこの技を乱用しているので、少しは声マネ(忍足ver)に慣れたと言っても過言ではなかったが、今回はコンディションが悪かった。 外見は美男子。声も色気有りな忍足ボイス。逃げ場無し。 「うへぇい!ごめんなさい。ペテンさんの見てみたいです。」 「フン、始めからそう言っとけ。」 「着替えてきたぜよ。」 ルカの衣装に身を包んだ仁王登場。 「うわー細ームカつくー。こっち来いメイクしてやるから。」 「頼むぜよ。」 「ほら目を閉じて、あなたはさなぎから蝶に生まれ変わるの。」 まぁ、なんと言うことでしょう。 見事、匠(撫子)の業によってついさっきまでがくぽだった仁王が本物の女性の様に、または女性よりも美しいルカに生まれ変わりました。 「……うわー、やっぱムカつくー、男子のくせにその辺の女子よりも綺麗ってどういうこと。」 「さぁのぉ。元がいいけんな。」 ナイスナルシスト。 「ちょっと、マスターこれどう思います?」 「あ…あぁ、ペテンさんがルカだったら良いと思うが…仁王が…ルカになってると思うと…複雑な心境だ。」 「仁王君は元々色白で、線が細いですからね。似合ってますよ。」 柳生はフラッシュをレーザービームの様に仁王に浴びせる。 柳生自重しろ。 撫子は柳生の言葉に反応し目をカッと見開く。 柳生×仁王きたぁあぁああぁああ! これはっあ、新しいのではないか?紳士×詐欺師? さらに昼に柳生君は仁王に向かって毒を吐いてた!つまりカテゴリ的にはドS×…S? ……わからない…決めかねる。二人の日常生活が知りたい。 「マスター情報を下さい!」 「撫子さんが欲している情報なら分かっている。後でメールをしておこう。そしてこれからも美味しい情報が発生したら教えてやろう。条件は完全した小説は一番に俺に見せることだ。」 「最っ高だよマスター!あんたが大将!流石マスター!!マスターは俺の嫁ぇ!」 「…俺は嫁などにはならんぞ。」 「いやん、冗談よ。言葉のあやだって。」 「撫子ええんか?仁王と写らんでも。」 「ダメですから!一緒にとりますから!ペテンさーん、柳生君!私も仲間に入れたげてぇ!!」 撮影会続行。 身長差を誤魔化すために仁王が座って撫子は立っている。 他、寝転んだ仁王の上に多い被さるように撫子が位置する。つまりKAITOがルカを押し倒している状態。なんて妖艶。 |
<< TOP >> |