こんにちは |
「自習万歳!これから笑顔生はっじめっるよー!」 学校に来てはいるがテスト前といこともあり、自習が主になっている今、今までやってみたかったができなかったことをやってみようと思う。 そう、撫子は舞長よろしく…学校で笑顔生。放課後は部活で忙しいで出来ないときが続いている。が、転機が訪れ行えることとなった。自習万歳。他の生徒は教室で真面目に勉強をしているはず。 撫子は只今、屋上にて笑顔生なう。メガネをして、制服の上から何でもないジャージを着て、マスクをして登場。 「おおー、結構見ている方が居られますねー。なんで?平日でお昼でもなく、10時と言う中途半端な時間なのに?まさか…ニーtゲホンゴホン。失礼音声に問題があったようです。お詫びに歌ってほしい曲有りますか?コメントにて拾いますー。」 【メルトで】【メルト一択】【メルトしかない】【いつも歌ってくれないメルト】【ここぞとばかりにメルト】【メルトでしょ】―――――――――― 「……おい!お前ら打ち合わせでもしたのか!?なんで甘酸っぱい歌ぁ!?私のキャラじゃねーし、メス○アバ○レ淫○女を歌うぞ!?……えー…仕方ないので『メルト』歌います。耳の穴かっぽじって聞きな!」 朝ー目が覚めてー―――― 「……はい、どうでしたか?アカペラだったから聞くに堪えないものになったかな?でも批判は受けつけないよー。むしろコメントは見ませんー。拾いませんー。 私のハートは脆いんですー。ガラスの剣なんですー。ではー、もう予定の時間が来てしまったので、終わりでーす。次こそはドSソング歌ってやるからな!罵ってやるからな!それではさよーならー!」 オフにして笑顔生終了である。ジャージを脱いで、メガネをはずして元に戻る。 「乙、乙ー。さて、勉強し……よ、お?」 振り返って扉のある方を向いてみると、なんと一人の生徒が居た。黒髪のショートである。うん、かわいい。 「こんにちは、椿崎先輩。」 屋上へ繋がる建物の屋根の上、その屋根の上から顔だけ撫子に向かってヒョコっと出している。 自分の名前が会ったことも無い人に知れられているはもう慣れたけど、今回はそれは問題ではないのだ。この生徒がいつからそこに居るのかが問題だ。 「こんにちは…えっと、」 「二年の氷雨です。」 「氷雨…さん?君?」 「…どちらでも?」 どっちだ?とても中世的な顔立ち。……よし、こんなかわいい子が女の子のはずがない、と言うわけで。いや、子猫ちゃんでもいいけど、こんな中性的な顔の子が男子だったら嬉しいなってことで、男の娘ってことにしよう。 「氷雨君はいつからそこに?」 「…僕は椿崎先輩が来る前に居ましたよ。ここに、」 「なんで声をかけてくれなかった!?」 「関係ないかなって思いまして。それより先輩、歌上手いですね。」 「うわぁぁぁ…聞かれてたぁ…。」 「綺麗でした。素敵でした。僕あの曲は好きなのですが、こんなに似合ってる声を聞いたのは初めてでした。」 「アハハハハ…私そんな、ねぇ。素敵に無敵に歌ってないよ。」 「いえ、思わず声をかけるのを忘れてしまいそうな歌声でした。僕もそんな風に歌えるようになりたいです。」 「え?氷雨君も歌い手やってるの?」 「いいえ、ここで呟く程度に歌っているだけです。そんな活動はしてません。」 「えー、地声がそんなにきれいなら歌声してるなら絶対いい声だよねー。ね、ちょっと歌ってみて?」 「いやです。今、そんな気分じゃないんで。」 「歌ってほしぃい!」 「…ハァ、僕はこことか裏庭とかで歌ってることありますから探してみればいいですよ。僕に気づかれないように頑張ってください。」 「頑張りますよ!どんな無理ゲーだろうと、コンプしてやんよ!」 「フーン…よいっしょ!」 氷雨は寝そべっていた体を起こし、スカートをひるがえしながら屋根の上から飛び降りた。 「え、子猫ちゃん?」 「ええ。私は男子だとは肯定しませんでしたよ?因みに下の名前は里衣といいます。では、お姉様。いつかの日まで、御機嫌よう。」 そのまま屋上から出て行った氷雨。撫子はその後ろ姿を見送っている。 「ヤバい…あのキャラかなり滾る。ていうか惚れる!」 ―――――――――――― 200000hit企画第16弾 leaf様リクエスト「青春主とオリキャラのコラボ」でした。 はい、最後はお姉様いただきました。主が里衣ちゃんに「お姉様」って言われたいって。 一応、設定をのっけておきます。 氷雨里衣(ヒサメ リイ)。氷帝2年女子。黒のショートくらいの髪で、身長は154cm位。中性的な顔で、たまに男子に間違われる。一人称は私(男子と間違われると[僕]で話す)。イラストと歌が好きでどちらも上手い。ボカロも有名な曲知っている。歌うのはsupercellさんとかバラード系やマイナー曲が多い。屋上や裏庭など、人が居ない所でたまに歌っている。テニス部にはあまり興味がない。芥川とはたまに行く場所が被って話したりする。 |
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