青春Destroy | ナノ


誕オメ!


関東アニオタメンバー定例議会なう。
メンバーは撫子、忍足、柳、仁王、いつものメンバーが撫子の家でゴロゴロまったり、語らって漫画を読んだりしている。

「撫子ー。」

忍足が話しかける。

「んー?」

「撫子の誕生日っていつなん?」

「えー…友達の誕生日知らないのー?撫子ちゃんショックゥ。」

「知らんわ。自分は俺の誕生日知っとるんか?」

「余裕で、コホン…忍足侑士氷帝学園中等部3年H組4番。身長178cm。体重64kg。足のサイズ27cm。視力は裸眼で左右共に2.0、伊達メガネである。引っ越した回数は6回。誕生日10月15日、ちなみに天秤座。血液型A型。プレイスタイルはオールラウンダー。委員会は海外交流委員会。得意科目は数学・科学・技術。苦手科目は器械体操。よく訪れる学校スポットはサロン。出身小学校は道頓堀第二小学校。おこづかいの使用例は映画や舞台を見に行くこと。座右の銘は人間万事塞翁が馬。好きな映画は邦画で純愛系。好きな音楽は昭和歌謡曲。行きたいデートスポットは静かな公園。日課は電車で本を読むこと。好きな食べ物はかす汁・サゴシキズシ。苦手なものは毛虫。テニス以外の特技は魚を三枚におろす事。好きなタイプは足の綺麗な子、さらには自分が守りたくなる子、結局はロリっ子のことですね分かります。岳人から借りたジュース代は未だ払っていないもよう。跡部にも認められ氷帝の天才と言われているが氷帝のbQではない。ちなみにbQはジローである。どう?違う?」

マシンガントークの様に撫子は忍足のプロフィールを言い放った。柳と仁王は思わず拍手。

「……凄いを通り越して怖いわ。」

「素敵で無敵な情報屋なめんな!」

「撫子さん、あとでもう一度教えてくれ。」

「いいよー、あとスポーツテストの結果とか知ってるから教えてあげるー。勿論報酬は頂きますけどねー。」

「無論だ。今日はいつもより報酬を弾もう。なんせ誕生日だからな。」

「おお、ありがとう。」

「なん…やと…?撫子…今日が誕生日やったんか!?」

柳がポロッと言った撫子の誕生日、今日だと言うことだ。

「そうだよー。今日が15歳の誕生日だよ。」

ピロリーン――

「おい椿崎、これやるわ。」

「なにを?」

「レイヤーペテンの自撮り画像ぜよ。」

先ほどの音は仁王が自分をケータイで撮った音だったようだ。

「わー、嬉しい―。今の今まで忘れてたことバレバレー。」

「…あとでペテンの未公開画像を柳生から届けさせちゃる…。」

「ウホッ!ゴチになります!しっかしみんな私の喜ぶことを知ってますなぁ。」

「…なんや、高い物やなくても喜ぶんか。」

「いやいや、もちろん高い物でも喜ぶよ。ただ…萌えイズプライス お金で買えない萌えがある。ペテンさんの未公開画像なんて金積んでも手に入らないんだよ!それに、動画からもサイトからもコメントでお祝いを貰ったり、あとプレゼント動画や文章、絵とかも貰えたし、深夜から今まで最高にhighってやつだ!」

証拠に、と撫子はパソコンを起動させ忍足にコメントの数々を見せた。

他コメント以外で、
【ホワイトストーン】からのコラボ文。
【うじうじ】からのお祝いメッセージボイス。
【レッドアイ】からのお祝い動画と称した単発実況動画。
【ぜんざい】からの誕生日に捧げる曲。
【仙人掌】からの撫子限定で使用可の素材。

などなど、たくさんのプレゼントがネット内で乱舞していた。

「……撫子…モテモテやな。」

「そうだ、私はモテモテなのだよ。」

「…俺、撫子ファンって名乗ってんのに…なんや、ファン失格やな。」

想像以上にショックを受けていた忍足。何もそこまで落ち込まなくても…。
やれやれと思った撫子は忍足を慰めるように頭を撫でる。

「そんなに落ち込まないでよ。それに私は、私が生まれた日にこうやってみんなで過ごすことが出来るこの時間が何よりのプレゼントだから。」

「ッ…撫子ー!」

天然タラシスキルの発動。


「……のう参謀?」

「なんだ?」

「どっちが…男か分からんのんじゃけど…。」

「安心しろ、俺もだ。」






―――――――――――――――――
200000hit企画第2弾
むぎ様リクエストの「青春デストロイ番外編でアニオタメンバーとの誕生日の話」でした。

主のタラシ乙!乙女忍足乙!
ネット界での有名人の主さんには誕生日プレゼントはものすごいことになりそうな気がしますね。むぎ様もお誕生日おめでとうございました!

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