青春Destroy | ナノ


我が友よ!


「そう言えばさ、忍足はiPodにボカロ入れるとき原曲と歌ってみたどっち入れてる?」

撫子がiPodをいじりながら忍足に聞く。iPodの中身整理なう。

「あー?…俺は歌ってみたを入れとる。原曲やと歌詞見んと分からんし。」

「あーそっかぁ…。」

「撫子は?」

「私は両方。歌ってみたをうpするためには原曲をしこたま聞かなきゃな。後歌ってみたは私の趣味。新人発掘と、神崇拝のため。」

「そやったな。俺のもんには撫子の歌ってみたも入っとるで。」

「おぉ、それは光栄なことだな。他にどんな人の入ってんの?」

「えーっと実谷○な様、ヤマ○様、秋○音様、ひ○里様、che:櫻○様、みーち。ん様、蛇○様、cle○r様、バ○シェ様、リツ○様、弟○姉様、よ。ぺい様、鋼○様、○油様、vip○長様、茶○子様、Ger○様、ピ○様、ふ。ねる様、コゲ○ん様、AS○様、びび○ん様、○敢當様、そ○る様、ろ○様、松○様、ヲ○みん様、96○様、ぽこ○様、鳥○様、木枯○し様、グ○リ様、なな○ら様、…んなもんかな。もっと入れてるけど、お前に分かる有名どころはこんなもんだろ。」

「…マジか!?」

撫子がiPodの画面から目を離し忍足に目を向ける。

「マジやけど、なんや?」

「えー、なんていう俺のiPodの中身…見てみ?」

ポイッと忍足にiPodを渡す。そして忍足が中身を見る。

「ぅわ!?これなんていう俺のiPod!?俺が入れとるもん、全部入っとるやん!?」

「忍足ぃ!」

「撫子!」

「「友達になって下さい!」」

「………お前らすでに友達だろ。」

「あら宍戸、居たの?」

撫子が反応薄く、返事をする。

「居たの?…じゃねーよ!お前らここ部室だぞ!しかも放課後、部活前!椿崎テメェはナチュラルに居んじゃねーよ!着替えれねーじゃねーか!」

「はぁ?勝手に着替えれば良いじゃん。忍足だって普通に着替えてるし、宍戸だけだぜ?そんなん言ってるの。」

そう、宍戸以外は普通に撫子の前で…というより撫子を認識せずに着替えている。

「だって撫子は性別撫子だC。」

「そうですよ、宍戸さん。椿崎さんが気にしてないなら宍戸さんも気にしなくて良いじゃないですか。」

「お、鳳良いこと言うねー。」

「ところで侑士に撫子、さっき言ってたピ○って最近メジャーデビューした人?」

「岳人知ってるの!?」

「おぅ、家のテレビでたまたま映ってたの見たぜ?美人だよな!」

「だよね!笑顔動画出身者なんだよねぇ…ピ○様、立派になっちゃって…あんな声にルックスって女辞めたくなるわ。」

「女やめんじゃねーよ。同じ女でも撫子は勝ち目ねぇって、」

「……岳人…ピ○って男やぞ?」

「ハァ!?マジ!?嘘!」

「…ホントだぜ?ピ○様に惚れたら火傷するぜ!」

「うわー、俺惚れかけてた…。」

「しかし、それが正しい反応だ。」

「せやで、」

「ホント両声類って憧れるー。」

「何を言っとんや撫子も低い声出せるやん。」

「そかな?でも目指すはひ○里様っしょ。目指す声は蛇○様!」

「…目標高いなぁ。」

「ひ○里様とか蛇○様って誰ー?」

「んー?聞かした方が早いな。ジロー、こっち来て。」

手招きをしてジローを呼ぶ。iPodをいじり『ひ○里』の『人柱アリス』を聞かせる。

「スゴいC!何これ本当に一人!?」

「そうそう!マジ惚れる。」

「もっと聞かせて!」

「良いよ!だったらいっそ笑顔動画見ようじゃないか!」

部室にあるパソコンを立ち上げ笑顔動画にログイン。
なんだなんだと他のメンバーもパソコンの画面をのぞき込む。笑顔厨毒者、数名様ご案なーい。






「お前ら部活しやがれ。」

生徒会の仕事により遅れてきた跡部により強制終了。


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40000hit企画第三弾
梨花様リクエスト「リアルに存在する歌い手さんネタ」でした。

忍足が言っていた歌い手さん、全員分かった人は管理人とお友達になってください。

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