青春Destroy | ナノ


「「美人マネいるし(嘘)」」


立海の部長幸村と四天宝寺の部長白石が土曜日にある練習試合について打ち合わせをしていた。

「でや、この時間にそっちに着くことになると思うわ。」

「分かった。だったらその時間にアップを始めてそれから午後から試合を開始すればいいかな?[―幸村部長――]あぁ少し待って。」

「それがいいと思うわ。[――部長―]あ俺も、ちょお待って。」



「――――――ねぇ今、後輩が居るの?」

「せや、なにすりゃぁええんか聞きに来たんや。そっちもか?」

「そうだよ。あ、少し電話させてみないかい?二年同士、仲良くしてもらいたいしね。」

「ええで、財前ちょっと来ぃ。」

「赤也、おいで?」




「もしもし?なんや?俺忙しいんやけど。」

「なっ!?俺だってさっさと副部長に伝えに行かなきゃなんねんだけど?」

「やったら切りますわ。」

「あぁ、そうし――ッ!?タンマ!もう少し話ししようぜ!」

「はぁ?なんでそないなこと。」

「俺の部長が隣で無言で握り拳作ってんだ。こえーんだよ!」

「ふん、そっちは恐怖で締め上げとんのか。関東の学校は怖いなぁ。」

「なッ!?お、俺の部活には美人なマネージャーが居んだよ!そっちの田舎学校にはいねーだろ!それでも俺の部活のことを貶すのかよ!」(ホントはいねーけど。)

「なんや?田舎学校やて?田舎学校にもおるで美人なマネージャーしかも仕事が速い。」(ホンマは居らへんけど。)

「こっちのマネージャーだって仕事速えーし!つーか早くて当たり前だし!」(げ、居んのかよ!?羨ましいな。)

「美人で仕事が速いだけやないでこっちは、クールビューティーや。けど俺らが落ち込んどったらあまえさせてくれるんや!どや!パーフェクトやろ!」(…という夢を見たいんや。)

「こっちだって同じだっつの!しかもな。いつもスコート履いててきれいな足が拝めれるんだぜ!」(というマネがガチで欲しい。)

「はん、そんなん露出狂やないか。俺んとこは腰までの真っ黒なキューティクル抜群な髪を風に靡かせながら仕事しとるで。それを結い上げるんが俺の仕事や。」(え、なにそれ羨ましい。)

「お、俺のとこだってふわふわのカールのかかった髪がチャームポイントだぜ。」(え、そんな清楚な人がマネなわけ?)

「…お前ホンマに居るんやろうな。クールビューティーのくせにそんな髪型って、あり得へんやろ。」(マジ!?そんな二次元にしか居らんようなスペックの人がマネなんか!?)

「居るし!今度の練習試合の時紹介してやるよ!」(うわ、やっべ…練習試合があるんだった!)

「へぇ、楽しみにしときますわ。ほな!」(ヤッベ、練習試合があるんやった…しくった。)





「赤也ぁ?」

「すすすすすみません部長!」

「GJ!」

「ッ………へ?」

「これでまた、椿崎さんで遊ぶことが出来る。」

「……。」(撫子さん、逃げて超逃げて!)





「財前?」

「エライすんません…。」

「はー…どうするつもりや…今更嘘ですって言えへんであんなに啖呵切りよって…。」

「……どうにかしますわ。」(仕方ない、友達当たってみよ……………居らへん。そんなスペックの人物居らへん!)

<< TOP >> 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -