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「さてさてコスプレゾーンにはどなたがいらっしゃるかな?…っと?」 撫子がコスプレゾーンに足を踏み入れると人集りが出来ているところを発見。そして野次馬根性を発揮して撫子は輪の中に突進していき、最前列を見るとそこには薄桜鬼(和装)の大型合わせをしていた。 「キャァア!夢クォリティー!」 こんなに素敵なあわせ、拝見できたことが幸せである。 「「クスクスクス、おはよう、撫子さん。」」 すると千鶴と薫がクスクス、と同じ様に笑い始めて撫子の名前を呼んだ。 「ハッ!?そのシンクロはツインズさん!」 「あぁ、撫子さんおはよう。」 「ぐお!?周助君…もいらっしゃった!仙人掌さんはツインズさんのカメコをやってたんだね。」 「フフ、ツインズさんだけじゃないよ?知り合いは、このあわせのメンバー、六角のみんなだよ。」 「な!?」 「九月ぶりだね。おはよう撫子さん。」 と土方扮する佐伯。 「わー!シスターだぁ!!格好いいなぁ…。」 と平助扮する葵。 「シスターが、死すプッ。」 沖田扮するダビデ。 「ダビデ…いや総司、俺を殴らせるなよ。」 とサノ扮するバネ。 「僕、こんな格好するの初めてだけど楽しいのねー!」 と新八扮する一樹。 「あ、…おはようございます。」 と斉藤扮する首藤。 「おおぉ…それで雪村兄妹…クォリティー高すぎ!私も婚活鬼すればよかったな…。そしたらツインズAさんにお付き合いを前提に嫁になってもらえたのに!悔しい!」 「クスクス、でも撫子さん今日は一人?」 「いんや一応ペテンさんと合わせだけど、これだと単品でもいけるから…ちなみにペテンはスペースで女装売り子なうだよ。」 「そうなんだ。」 「そうだ撫子さん。観月には会った?」 淳の方が質問してきた。 「あぁ、うん…さっきね。赤澤君を引きずって来てた。まぁ、逃げてきたんですけどね。」 「クス、だろうね。あぁ、柳沢君も来てるから…まぁ、会えたらよろしくしてやってね?」 「柳沢君…?あぁ、アヒルさん?来てんだ!」 「うん、本当なら自分のCDを出したくてサークル参加したかったっぽいんだけど…落ちちゃったんだって。」 「あぁ…当選しなかったのか…アヒルさんのCD欲しかったな。」 「春コミにも挑戦するらしいからその時当選したら買いに行ってあげてよ。」 「あぁ、…春コミ……。」 「ね、撫子さん。ちょっとこのあわせに参加してよ。集合写真撮りたいんだ。」 撫子と淳が話していたら不二が写真を撮りたいと発言。 「な!?私、ジャンルが全然違うて!止めて!同じ和風で鬼だけど!」 「イヤだなぁ、それが狙いに決まってるじゃない。KYな撫子さん。フフッ、」 「鬼畜ー!鬼!悪魔!魔王!」 「え?」 「ごめんなさい。」 「フフフ、謝るくらいなら始めから悪態つかなかったらいいのに。」 「アハハー、人間咄嗟になったら出てしまうものなんですよ。」 「その辺にしてあげなよ周助。」 不二の精神的追いつめに対し宥める佐伯。佐伯、マジ天使。 「サエに言われちゃうなんてね。じゃ、ついでに目線こっちね。」 ついでにパシャっとね。 「ん?こうかい?」 咄嗟のことだったのにとてもキメ顔である。 「…僕はキメ顔でこう言った……。」 「うん、流石サエだね。無駄に男前。」 「佐伯君…もうモデルの道に行けばいいよ!大丈夫。モテる。」 「いやぁ、誉めても何も出ないよ。にしても今日は寒いね。この衣装、結構薄いんだ。」 確かに市販の物は裏地がないから寒いですよね。夏は夏で暑いし、 「あぁ、市販の物はねー。因みに私はチョコさんお手製のぬくぬくだぜ!あとヒーットテックをちょっくら改造して二枚程度着てる。あと股引きって偉大だってものすごく感じてる。」 「あ、やっぱりヒーットテック着るよね。袴だから良かったよ。」 「…サエさん、僕とバネさんとダビデといっちゃんに謝って。」 「「あ…ごめん。」」 平助と佐之と新八と沖田…腹と腕と胸筋、丸出しだね。 「しかし…GJツインズ様!ありがとうございます!」 「「クスクスクス、まぁね。」」 とてもいい仕事をして下さった敦と亮。撫子は親指をぐっと立てて簡単にお礼を言った。 「えっとバネさんにダビデさんに葵君、実に御馳走様です。ついでに写真良いですか?」 「お?あぁ、良いぜ。」 「あぁ…バネさん男前。とても素晴らしい筋肉様ですわ…。」 写真のおkが出たので撫子は写真を乱射する。柳生がここにいないから柳生の分まで撮ろう。這いつくばったりしてアングルを様々に、 |
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