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宍戸に接触。 「あ?宍戸!お前忍足の二番煎じで恥ずかしくねぇのか!あとtrick or treat!」 出会った宍戸は白衣を着ていた。 「うっせぇ!!被るとか思ってなかったんだよ!ったく激ダサだぜ!」 「宍戸さん!すみません…俺がフランケンをやってそれを発明した博士になって下さいなんて言ったから…。」 宍戸の側にはフランケンシュタインの格好をした鳳が居た。 「いや、俺今日何をするか考えてなかったし丁度良かったんだぜ!長太郎!」 「ッ宍戸さん!」 「萌えぇええ!!よし分かった、忍足が君の二番煎じだ。出会ったら白衣を燃やすことにするよ。」 「いや…そこまでしなくてもいい。あ、Happy Halloween。…お菓子だ。跡部と競ってんだろ?頑張れよ。」 宍戸はニカッと笑って自分からと鳳からのお菓子を手渡した。 「…やだ、男気全開?テラ萌えす。ありがとうごぜーます!」 さて、宍戸のクラスと言ったらもう一人、忘れてはならない撫子ハーレムの初期メンバー…。 「撫子ー!trick or treatだC!」 「Happy Halloween!ジロー!…だよね?」 疑問系なのは目の前に白いシーツが蠢いているようにしか見えず、肝心の人間が一切見えなかったからである。 「そうだよ!家のクリーニング品からちょっと借りて来ちゃった!」 目を出す穴すら開いていない簡易すぎるお化けの仮装。手抜き過ぎるだろ。しかし…。 「可愛いからおk!可愛いは正義!はいお菓子ね。」 「わー!ありがとう!じゃ俺からもー、はいムースポッキー!」 「あざーす!好物の物を私にくれるだなんて全俺が泣いた!」 ジローからお菓子も貰い次のクラスへ。岳人のところに行こうか。 「岳人ー、trickオアァアアアアアアア!?」 岳人の姿をチラッと発見して、次にガン見したら岳人は魔女っ子の服を着ていた。ミニスカと言うわけではないが膝丈のキュロットスカートだがそれでも可愛さ重視過ぎて目の保養。 「お、撫子ー!trick or treat!」 岳人は撫子に気づき言い返してきた。 「何がどうしてそれを着る気になったのだ!?その服!?」 「ん?スカートの事を言ってんのか?残念ながらこれはズボンなんだぜ!騙されただろ!侑士が準備してくれたんだぜ!」 「わー!忍足GJ!Happy Halloween、はい、お菓子のトレード。」 「おう、トレード。そう言や跡部と競ってんだっけ?頑張れよー。」 「そこそこ頑張るよー。ぶっちゃけ跡部に勝ちたいと言うより年間パスポートが欲すぃ…。」 「あぁ、そっち…。で、次は誰のクラスに行くんだ?」 「えっとねー残ってる三年は…!?……滝だ…。」 「えっと…生きて帰れよ。」 「応援ありがとう…。」 正直、滝からはお菓子はたからないでおこうと思っていたが…。いや…待てよ?あの滝が私にお菓子を用意しているとは思えない。お菓子が無いって事は悪戯をする事は必須である。つまり、悪戯をしても怒られない!フハハハハハ!!勝った。食らえ!日頃の恨み! 「やぁ、撫子。僕のクラスに何しにきたのかな?」 「や!?やぁ…滝様ご機嫌麗しゅう…。」 なん…だと!?霊圧に気付くことが出来なかった! 「僕がお菓子を用意してないかもって?そんなバカな、ちゃんと持って来てるよ。はいあげる。」 心の中全部筒抜けでした。私の命はここでつまれたかもしれない。とりあえずお菓子は頂いておく。 「…ありがとう、ございます……。た、滝様のその衣装…鎌持ってるから死神様…だよね、実によく似合っておりますェ…。」 「フフ、ありがとう。で、お菓子はいらないから悪戯させて?」 「!?…お菓子はいらないので悪戯しないでくださぁあい!命はまだ惜しいのでぇええ!」 撫子は受け取ったお菓子を返却して滝のクラスから逃げ出した。 |
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