青春Destroy | ナノ


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撫子の声で行動に移すメンバー。不二は後からやってきた佑太の案内で先に撮影場所に行くそうだ。
周助君にからかわれる裕太君萌えッ!
そして変身組は撮影場所から少し離れた更衣室で着替えます。亮が悪ノ娘に淳が悪ノ召使いに返信する。そして仁王と撫子は…?

「おい、椿崎。俺は何に着替えればええんじゃ?」

「おー、そう言えば渡し忘れてた!君が着るのは…これだぁ。ワン、ツー、スリー!」

と撫子が広げた衣装は赤い鎧。

「なんで俺が赤き鎧の女戦士なんじゃ!撫子は!おまんは何をするつもりなんじゃ!」

「あーん?決まってんだろ?青い人だよ!」

「異議ありじゃ!俺がそっちする!」

「だが断る。氷帝で蒼の貴公子って呼ばれてる私が適任だろう!」

「意味分からん!女なら女らしく女キャラをしんしゃい!」

「男女差別だ!大丈夫だ。君には女にも勝る色気がある。だから、な?」

「色気なら男の色気を出すほうが得意ぜよ!椿崎が大人しくしんしゃい!」

「黙れ!この歩く少子化対策!」

意地でも青い人をしたい撫子と女キャラをしたくない仁王との意見がぶつかり合う。

「すみませんがジャンケンでもなんでも良いからさっさと決めてくれない?時間は無限にあるわけじゃないから。」

「クスクス、淳。止めちゃうんだ。見てて面白いのに。」

「聞いたか、仁王。ジャンケンで堂々と勝負だ!」

「受けて立つぜよ!」

「いいか?後出し無し、最初はグーだけ、混合禁止!んで一回勝負!最初はグー!ジャンケンポポポポォォン!!」

撫子がグー。
仁王がチョキ。
この勝負、

「私の勝ちぃい!勝てばよかろうなのだぁあああ!」

「プリィイイイイ!!」

「勝負は勝負!大人しく、着ろ。」

「……。」

大人しく着替える仁王。それを少々見届けてから撫子も着替えに移った。

そして着替え終わってみんなとご対面。

「わぁお!Aさん悪ノ娘似合ってる!ふつくしい!」

「クスクス、ありがとう。双子キャラってなかなか居ないから、リンとレンは俺達の十八番になったよね。」

「そうだね、俺がだいたいレンやってるけど…あーぁ、俺は今回不憫な役かぁ。」

「まぁまぁ、キャラの立場的にBさんは不憫かもしれませんが物理的に不憫なのはペテンさんだよ。」

親指を立ててクィッと指す。その方向に仁王が、いや赤き鎧の女剣士が居た。

「「………とりあえず、撮影場所行こうか。」」

「おお!シンクロ!」

これが双子の神秘なのか?
神秘を耳にしてから四人は撮影場所に移動。そこは簡易的な、と言っても立派な教会の中を再現していた。

「お、おぉ…氷帝より教会教会してる凄い…ゴシックしてる。」

「クスクス、当たり前じゃない。ここはキリスト教学校なんだから。ミサをするために作ってるんだよ。」

「キリスト教…洗礼名はサンデーですか?チェストですか?」

「洗礼名?…クスクス、学校に通ってる人がみんながみんなキリスト教じゃないよ。僕は無宗教だよ。」

「へー…あぁ、そう言えばまりほりにも似たようなことが書いてあったような?…でもこんな神聖な場所で撮影会って良いの?」

「許可はとってあるよ。写真部の活動の一環でって名目で。」

「写真部って…君らテニス部……。」

「いいんだって、最終的にはバレなかったらいいだけだから。」

「バレたらどうすんだバレたら。」

「さぁ、撫子さん達。雑談もそこまでにして、こっちにおいでよ。早速撮すから。まずはピン。次はAさんBさんのペアで、次がAさんの娘と撫子さんの青い人。後は…その時の僕の気分で撮るよ。」










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※本来なら、学校での撮影では正式に許可を取る必要があります。

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