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と撫子の足元に頭を垂れて撫子が指名する言葉を一字一句違わず復唱した白石、財前、リョーマ。またお前らか愛してる。 しかし、白石と財前はプールに入って四天宝寺の面々と水中バレーをやっていた気がするが…いつの間に撫子の足元まで来たんだ。 四天宝寺が居る方を見てみるとこっちを向いてポカンとしていた。 「………うん、なんとなく予想できてたよ?このパターン。」 「ほら撫子、三人もこう言っとる事やし…勿体ぶらずに早よ脱げや。」 「別に勿体ぶってないよ。……幸せパンチ、一人10万ベリーね。」 撫子は潔く上着、ハーパンをエレガントに脱いだ。 現れ出るは引き締まった四肢、日焼けをあまりしていない白い肌。出るところは出ているボディ。それを包むように着ているロングパレオな水着。そのパレオの間からチラリと見える美脚。それを拝む男子共。只今撫子に視線が集中している。 下アングルから見ていた三人はしばらくの間ノックアウトされているだろう。 「…私、一昨日の晩はこれよりきわどい格好してたと思うけど?って言うか…忍足、貴様は私のスク水姿見たんだろうが。なんだっけ?暴力的なんだっけ?どんなこと思いながらあん時見てたんだよ。」 「…やって……男の子やもん、しゃーないやん。それにスク水とそれとは話は別や…確かに俺はスク水の方が性的に萌えるが……。」 「…性的にって…ドン引いていいっすか?」 「引かんといて、男子なら誰でも持っとる持論やから。」 「安心しろ、実は私も持ってる。」 「なんでやねん…しかも撫子、水着がパレオタイプやん。足フェチの俺にはたまらんわ、そのチラリズム。」 「あ、分かる?チラリズム最高だよね。浴衣とかにも応用可。……俺様の美脚に酔いな!」 しなり、と足を開いてチラリズム。 「あざーっす!ハァハァ、そこだけ切り取りたい気分や…。」 忍足は満足したようだ。そして結構キモイ発言をしてくださった。 「…手フェチで名高い吉良さんとお友達になってこいよ。」 「手フェチと脚フェチは相いれんのやッ!」 「アア、ソウデスカ。さて忍足はもうどうでもいいや。私の目的は氷帝以外の他校だ。、観察するか…一緒に遊ぶか……よし、始めは観察しよう。」 と決意して始めた観察と言う名の妄想。 さて、事故は起こらないかなぁ? 海パンがずれたり海パンがずらしたり海パンをずらされたり。事故でも意図的でもどちらでも可。男子だけならやりかねないと思うんだ。むしろやれ、 あ、四天宝寺エリアから腐的なオーラがする。よし、標的は謙也君。蔵さんと光君がやって下さった!謙也君の海パンをずらしにかかったぁ!必死に引き上げる謙也くん。赤面してるぅ!かーわーいーいー。あれか?謙也君の海パンをとった方が謙也君との交際権を獲得できるとか?あ、金ちゃんまでも参加しはりまったで奥さん!金ちゃんが攻めかぁ…うん、ありあり。新たな扉オープンしたわ。…金ちゃん君が私の中でのショタ攻めの創始者だよ。 はふん…四天宝寺さんたちはスキンシップが基本多いから良いわぁ。ネタに困んない。だから蔵さんの小説は鮮度も発想も十二分にあるのか…四天宝寺行きてぇ!あ、そう言えば千歳君?と私関わってないや。あんなにデカいんなら合わせ出来るよなぁ。それなら私がロリっ子やショタっ子をしても違和感ないよねぇ…一回誘ってみようかな…いつか…。 青学は、浮島に乗ってるのが周助君で…その他の人が動力源か…あーやるやる。って言うか桃尻ザマァ!動力源にされてやんの、指差して笑ってやるウェッウェッ。しかし浮島に乗る周助君が人魚姫に見えるなんてそんなッ! 「撫子さーん!」 爽やかに手を振ってきた不二。撫子はそれにつられて振り替えした。 「…ママン、人魚姫って本当に居たんだ。」 麗しすぎるよ。その麗しさ、私に分けてはくれないか?にしても青学が一番キャラ的に安定してんだよなぁ。謎の安定感…、なんか安定しすぎて新CPが作りにくいなぁ……全く違ったCPを作ってもなんか納得いかないし。よし、この学校は安定してなんぼって言うレッテルを自分の中で貼ってしまおう。 氷帝はと…岳人、ジローめっちゃ可愛い!なんで普通のビート板の上に立とうとしてるの!?え、可愛すぎて私の毛根ヤバメ。 岳人とジローをCPったら…ダメだ。なんかイメージできない。どっちかって言ったら足し算の方がしっくりくる。そう言えばジローって氷帝のNo.2なんだよね。最近まで忍足がNo.2かと思ってた。だって天才とか言われてんだぜ?なのに…ブフフ…哀れ。……ハッ!?これで完璧にジロー×忍足の式が完成した!もうこれは崩れない方程式だ!ジャンルで言うなら腹黒×強気受け?いや…誘い受け……うん、忍足は色々とオールラウンダーでいけるって信じてるから。 あ、ジローが滝にビート板の流れ弾食らわせた。これはヤバい。滝様の怒りが収まるまで私は他の学校と遊ぶことにしようかな。 |
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