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「おい、さっきから何騒いでんだ?アーン?」 跡部の登場である。 「跡部…。」 「監督には挨拶してきたのか?」 「あ、そうよ!なんであの人、人の話聞かないわけ!?練習試合はもう参加決定しちゃったしさぁ!逃げ場ねーよ!クッソ!」 「お前の休みねーから!」 忍足がちゃちゃを入れる。 「死ねぇ忍足、お前のせいで私はマネージャーしてんだぞ!」 「さーせんしたぁ?」 「跡部様ぁ!私に忍足の惨殺の許可をー!」 「…許す。思う存分殺れ。」 「な、跡部何言うてんの!?」 「忍足ぃ、ザマァ。私のハイキックかーらーのーキャメルクラッチ+あんたの声マネでCERO-Zの単語の刑!名付けてカルテット!覚悟しな。」 ただいま忍足が撫子の技で恐れる四重奏。強く生きろ、忍足。 「ひぃいぃぃ!?堪忍!岳人助けt――!」 岳人に助けを求める忍足。が、しかし。 「日吉ぃ、ダブルス組もうぜ!」 「……良いですよ。向こうに行きましょう。」 「岳人さぁん!?」 「アハハハハハ、だっせー見捨てられてやんの。」 着実に忍足に近づいてくる撫子。着実に近づく撫子は忍足にとって恐怖でしかない。 「なんで追いついてくんねん!おまっ文芸部やろ!」 「偏見、ダメ絶対。私は基礎体力は高いのだよ、明智君。フハハハハハハ!」 「堪忍してーな!」 「拒否権は認めないんだぞぉ!」 ついに追いついた。というよりいきなり跳び蹴りを喰らわして忍足を転けさしたのだ。うつ伏せに倒れたのでそのまま上に乗りキャメルクラッチをかける。 「跳び蹴りかーらーのークラァッチ!そして…あーあ゛ー。」 「ギブギブギブゥ!」 バシバシとコートを叩くがシカトを決め込む撫子。 「ギブだなんて面白んないなぁ。もうちょい頑張りぃな。頑張ったらご褒美に――――の―――で――――を――に―――与えたるで?」 「ひぃいぃぃいぃっ生意気な口を聞いてすみませんでした!謝るので許してくださぁい!」 「………許す。寛大な心に感謝しな。」 忍足から技を解く。忍足はまだ立ち上がれないでいる。 「撫子ー!おめぇすっげーな!かっこE!」 いつの間にかジローが近くにいた。 「え!?ジロー!?今日はなんかキャラ違ってない?」 覚醒ジローを初めて見た撫子。おめめがパッチリあいたジローも可愛い物がありますね。 「そんなことどうでも良いCー!今声が忍足だったC!どうやったの!?」 第三者から見ても撫子の声マネは評定が有るようだ。 「自分でも分かんないんだよーゴメンね?強いて言うなら喉を太くする感じ?」 「A〜、なにそれわかんないC…俺の声も出来るの?」 「まだ無理なんだよ…出来るようになったら教えるよ。」 「マジマジ!?嬉C!」 「萌ぇぇ、ジロー…。」 ちょうど良い高さにジローの頭が、撫でて下さいと言わんばかりである。撫でてしまえ、 なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで――。 「油断したらあかんなぁ。」 |
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