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やっとの事で入店、 そしてメニューを聞かれる。 「ご注文はおきまりでしょうか?ご主人様!」 「えーっと…私は雲の上の女神様サラダとテラカワユスwwうさたんパフェ(*゚ω゚*)で。」 「俺も撫子さんと一緒で良いっすわ。」 「俺ははやしさんちのうまうまハヤシライスで、あとほろ苦失恋モカもや。」 「俺は…どりーみんまじっく♪おまじないパスタ かるぼなぁ〜らで。」 「お、俺はど、どりーみんッままじっく…おまじないパスタ……でよろしゅう…。」 「かしこまりましたご主人様!一生懸命作ってくるので少し待っていてくださいね!」 そして注文し終わって、メイドさんが去っていった。 「…あの足は…ええ足しとるな。」 「激しく同意。しかしあの子の隣のあの子も負けてない…。」 こそこそと忍足と撫子が足会談。ここに足フェチ同盟結成か? 「…謙也さん、真っ赤な顔何時までしとるんですか。キモいっすわ。」 財前の隣に座っている謙也の顔が何故か真っ赤だ。何故だろう。 「謙也ー、どうしたんや?あ、あのメイドさんに惚れたか?」 「っ自分らなんであないな恥ずかしい名前のメニューを平然と言えんねん!なんて言う拷問や!めっっちゃ恥ずかしかったわ!」 「だってこれ以上恥ずかしい意味の言葉知ってるしねぇ…。」 撫子の言葉に一同頷く。 「っなんでや…。」 「それにね、謙也君…恥ずかしいときはメニューを指差せば良いんだよ?」 「あ……。」 「ダサイっすわ。」 「そういえばさ、メイド喫茶って時給高いんだよねー。私もバイトしてやろうかしら。」 「やめぇ、視覚の暴力や。」 「なんだと!?」 「そんな目つきの悪いメイドさんなんて見たない。」 「目つきの問題かよ!まぁ、そのへんは大丈夫だってメイクの仕方によっては私の目つきの悪さも軽減されるから。ね?蔵さん。昨日の私のメイクすごかったよね!」 「せやな。昨日と比べるなら化けるわ。」 「けど、俺は今の撫子さんのが魅力的で好きっすわ。」 「光君っ、君いい子だねぇ。」 「せや、撫子は昨日なんで立海に派遣されたんや?」 忍足が聞いてきた。 「あぁ、斯く斯く然々鴨嘴―――。」 赤也が原因の事とか話す。 幸村にセクシービーム(笑)を写メられたこととか。 「なーる…やから途中から滝の機嫌がめっちゃ良うなったんか。」 「…滝ェ。」 「せや、撫子さんアドレス教えてや。」 「あ、俺も。」 「蔵さんに光君…勿論、喜んで!蔵さんはサイト相互リンクして下さい!」 「撫子さんからリンク申請…やと…もちろんや!けど俺の方から言おうと思ったのにっ。プロポーズを先にされてもうた…。」 「俺、おっとこまえー!」 「なら撫子さん、」 財前が撫子の両手を握り言う。 「俺と結婚してください。」 「光君が俺の嫁になるなら善処しまーす。」 「なっ!?財前!せこいで!俺だって申し出したる!撫子さん、俺とエクスタってみーひん!?」 「以下同文。」 「白石も光も、まだ結婚出来る年やないっちゅー話や!」 「謙也…言葉の意味をそのままとっちゃあかんで…ニュアンスがパンピとこっちじゃ色々ちゃうねん。」 「何言うとんすか、謙也さんのいとこさん、俺本気ですわ。」 「うわー…、俺めっちゃモテモテー。(棒読み)」 「なんや?撫子。自分真っ赤にならへんの?」 仁王の時には変な呻き声まで上げていたというのに。 「いやー…なんか、萌えなくて…ねぇ?むしろ蔵さんと光君同士でプロポーズってほしいって言うか。」 「撫子さんがそれ望むなら、俺、やったりますわ。」 「俺かてエクスタってやるわ。」 |
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