続・冬の鍋in 薫くんち/敏京




「じゃ、これ毛布2人分な。風呂は勝手に使ってえぇしタオルもあるから。洗濯しとる服も勝手に着てえぇし」
「うん、ありがとー薫君」
「…えぇか、呉々も大人しく寝るんやで。俺の寝室とリビング、音筒抜けやから」
「薫君、それはやれってフリなんじゃ…」
「ちゃうわ!俺寝室で仕事するし。ほなおやすみ」
「おやすみー薫君」
「おやすみ」
「京君おやすみなー」












そんなやり取りして、敏弥と僕は交互にシャワー借りて。


敏弥と薫君が飲みまくって空き缶がそこら辺に転がっとるリビングで、2人で寝れるスペースだけ開ける。


薫君に借りた毛布と布団。

クッションを枕にして、敏弥が寝やすいように敷いたりしとった。


勝手に薫君の洗濯物から服借りて、敏弥と布団の上で寝転がってダラダラ。


寝そべって携帯イジっとる僕にくっついてベタベタしてきよる敏弥。


ウザ。

まぁえぇけど。

腹いっぱいやしサッパリしたし。

何やいつもの敏弥んちとも僕んちともちゃうんが不思議な感じ。


「あー…だる…」
「寝る?」
「うん」
「ん、ちゅー」
「何すんねんなー」


パチンと携帯を閉じて、横を向いたら敏弥の顔。

僕の髪を撫でながら、優しい視線で見つめて来て。


僕の唇にキスをして来た。


敏弥かなりビール飲みよったし、上機嫌で顔中にキスして来る。


まぁいつもの事やし、僕も敏弥の首に腕を回して唇を甘噛み。

敏弥の上唇やわっこいから気持ちえぇねん。


敏弥が僕を押し倒す様に抱き締めて来て、何度も角度わ変えて唇を合わせる。


深いモンやなくて、じゃれ合いみたいなん。


ちょっと悪戯心で、膝で敏弥の股間刺激したったら敏弥が驚いたみたいに唇を離した。


「…ダメでしょー、京君」
「僕とくっついとんやで。オラ勃たせろ」
「ちょ、ちょ、ダメダメ!また薫君に怒られるよー」
「声出さんかったらえぇやん。なー敏弥」
「…もー…」


楽しいなって、ぐりぐり敏弥の股間刺激しとったら足を絡ませて止められた。


何や、ちょぉ堅くなって来とったのに。


敏弥が困った様に笑って、お返しと言わんばかりに僕の股間に手を這わせた。


「…今日もヤッたらさすがに出入り禁止になるかなぁ」
「ッ、んー。えぇんちゃう…」
「いや、ダメだろ」


笑いながら、僕の下着を脱がせて来て。
直接僕自身に触れた。

その様子を、上半身を起こして見つめる。


「…京君も勃っちゃったね」
「お前が触るからやん」
「ふふ、今日は口だけね」
「…イマラしてえぇ?」
「それはヤだー」


ふにゃっと笑って、勃ち上がった僕自身を扱いて。


足の間に身体を割り込ませて、敏弥が股間に顔を埋めた。


半乾きの髪に指を差し込むと、ぬるっと温かい感触に包まれる。


そう言う雰囲気やなかったハズやのにな。


えぇか。
毎日の様にヤッとるから、ヤらん方が不思議なぐらいやし。


そんな事をぼんやり思いながら、敏弥の舌が僕のに絡みついて来る感触に息を吐く。


気持ちえぇ。


唇と舌で刺激されて、ガチガチんなった僕自身。

敏弥の髪を弄りながら、目を細めてその様子を見下ろす。


「…えぇ眺め」
「ん?」
「は、もっと吸って」
「んー…」


そう言うと、敏弥は吸い付きながら喉奥まで深く咥え込んで。


そんでまた、キツく吸いながら頭を引いた。


何度もディープスロートされると、腰が震えるぐらい気持ちえぇ。


敏弥の口から僕自身が出入りしとんがエロくて視覚的にもいい感じ。


唾液を絡ませてくちゅくちゅ先端に吸い付いて、手で根本を扱かれる。


「ッ、は…気持ちえぇ…敏弥…」
「ん゛…っ」


息を吐いて、きゅっと敏弥の髪を掴んで頭を押し付けると。
くぐもった声を上げて吸い付く力が強くなって、唇で扱かれる。


上目で僕の顔を見て、僕を追い込む為に上下する頭が早くなって。


水音が響いて、空いとる手で柔らかく袋を刺激された。


イきそうな感覚が、下半身から這い上がって来る。


「とし…、イきそ」
「ん…っ」


呟くと、より一層キツく吸われて。

ホンマ、敏弥の唇気持ちえぇの。


我慢する意味も無いし。

腰が砕ける感覚に襲われて、敏弥の髪をぎゅって握って。

そのまま敏弥の口ん中に白濁を吐き出した。


「っは、あー…」


出した瞬間、凄い気だるい感覚。


息を整えて、握っとった敏弥の髪を離して手ですいた。


敏弥は僕が出した精液を喉を鳴らして飲み込んで。

萎えてく僕自身に舌を這わせて綺麗にしてった。


若干擽ったい。


「ん…っ、いっぱい出たね」
「はー…気持ちよかったし」
「そ?ならよかった」


顔を上げて、目を細めて笑う敏弥。

かわえぇなって、そう思った。


やから時々、虐めたくもなるし、可愛がったりたくなるねん。


「敏弥のもやったるよ」
「京君が?嬉しいなー」
「…何や僕の咥えてデカにしとんなや変態」
「だって京君エロいんだもん」
「敏弥は変態やからねー」
「ん…ッ、そこ、気持ちぃ…」


ジャージと下着ん中から出した敏弥自身はもう堅く反り返っとって。

親指で先端トコ扱きながら敏弥を見ると、目を細めて僕を見つめとった。


「…あ、曲で気になったトコあったんやけどこれってどう…な、ん…」
「…あ」
「……お前ら…」


…やっぱ当分、出入り禁止んなるかも。


まぁ、僕には関係無いけど。




20101211



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