日常セックス@※/京流




京さんとのセックスは時々ブッ飛んでて、時々優しい。

どっちも好き。

京さんとする事に意味があるから。


2人の寝室で、薄明かりの中。


お互い自然にキスをして、自然に始まった行為。

裸になって、京さんに組み敷かれて見下ろされる。

そうされると全部見られてる様でゾクゾク快感が背中を走る。


「は、何や前付けたん薄くなって来たやん」
「あっ、何…ッ」
「首んトコ。僕はもう消えたけど。るきまだツアーあったっけ?」
「は、振り替、え…が、」
「あぁ、前のか。声の調子戻ったもんなぁ」
「あぁア…ッ、きょ、さ…気持ちィ…!」


自分で開いた足を持たされて、その間に京さんの身体が入り込んでローションにまみれた指が俺の中を掻き回す。


濡れた音と吐息が部屋に響いた。


京さんにハロウィンの時に付けられまくった、首筋のキスマークと歯形の痕は確かに薄くなって来たかも。

あの後ライブあったからメイクさんに文句言われながら隠して貰ったけど。


そんな事を頭の片隅で考える。
京さんは間延びした声でわざと俺に話し掛けて来て。

快感と理性の狭間で意識が揺らぐ。


今すぐにも理性を飛ばしたいのに、京さんがそれを許さなくて。

自分の置かれてる状況を意識して、羞恥に身体が熱くなって来る。


男としてどうかって考えるよりも、京さんにこんな事されてんのが好きで堪んない。


俺の顔を見下ろしながら、中を出入りする指が段々激しくなって来て喘ぎながら身体を跳ねさせる。


「っあ、はァ…!気持ちィ…もっ、と…!」
「淫乱」


2本の指が根元まで突っ込まれて少し曲げられた指が俺のイイ所を掠めて。

同時に、京さんが身体を倒して来て胸元にぬるっとした感覚。

乳首を舐められると同時に快感が身体を走って思わず指を締め付ける。


京さんの笑いの混じった声に堪らなくって、自分の足を持ってた腕を京さんの頭に回した。


同じシャンプーの匂い。
でも、京さんの匂いと混じってて最高にエロい。


「ぁあっ!あ、痛…!あ…ッ」
「痛いんが好きやろ、お前」
「好き…っ、好き、京さん…ッ」
「はは、ホンマ変態。救いようがないな」
「……ッ」


乳首に思い切り歯を立てられて、痛みに身体を震わせる。

痛いけど気持ちイイ。


そう言う身体にしたのは京さんじゃん。


京さんの舌が、胸元から首筋に這って。
また首筋の薄い皮膚に吸い付かれた。


「や…ッ、京さ、まだライブあるっ、て…!や、ぁ…!」
「……」


咄嗟に焦って文句を言ったら、煩いと言わんばかりに歯を立てられた。


俺的には全然大歓迎なんだけどね。
そのままでライブしたいぐらいだし。

ま、無理だからまたメイクさんに怒られよう。


もうそんな事もどうでもいいから、早く挿れて。

指なんかよりデカいの。


「京さ、ん…ッ」
「んー?」


そう思って、片手を京さんの身体から離して手を下に滑らせる。

穏やかな声の割りに、手に触れたソレは硬く勃ち上がってて。


何年ヤリまくっても、この人の性の対象になってる事が嬉しい。


軽く握って、形をなぞるように緩やかに扱くと京さんが顔を上げて中から指を引き抜いた。


中への刺激がなくなったソコが疼く。

早くコレで掻き回して欲しい。


「なん」
「も、欲し…、」
「何を何処に。そんでどなんして欲しいん?」
「…っ」


京さんが俺の足の膝を掴んで、思い切り左右に広げた。

余す事なく京さんの眼下に全てが晒されて期待と興奮に後孔がヒクつく。


「言わんの?ほなるきがいつも使いよるヘアスプレー缶でも挿れたろか。入ればなんでもえぇやろ」
「やっ、だ!京さんのっ、京さんのがいい!ッ、俺のこん中突っ込んで、ぐちゃぐちゃにして…ッ!」
「えぇ子」
「…ッあ」


本当に意地悪な笑顔。
その顔、大好き。





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