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これより先は18禁、また一部暴力的な描写があります。苦手な方はご注意下さい。
18歳未満の方、高校生の方は閲覧をご遠慮下さい。









「……ユキヤ」

それだけで空気を圧迫する重々しい声が耳朶を打つ。

雪弥が反応するよりも前に、強制的に顔を上げられた。髪の毛を痛いくらいに掴まれて引っ張られる。

「ぅあっ……!」
「少し、甘やかし過ぎたようだな。躾がいるようだ」

呟き、雪弥の髪を掴んだまま引き摺る。
思わず痛い!と叫んだ悲痛な声を無視してアラストルはソファまで歩いた。

「お前がいったい誰のモノか…その身に刻んでやろう」
「……ぃや、だっ…!」

抗議の声は床に押し倒されることで答えられた。

暴れようとする体を無理やり抑え付けて服を引き千切る。
服を留めていたボタンが弾け飛んだ。

「お前は私のものだ。誰がなんと言おうと、お前自身が否定しようと、お前は私だけのものだ……!」

違うっ……!と叫ぼうとした声は喉奥でかき消えた。代わりに、ひきつるような呼気が口から吐き出される。

ギチギチと耳元で音が鳴る。アラストルがまるで吸血鬼のように肩筋に噛み付いていた。
歯が肉を破る感触がする。
余りの痛みに、雪弥は声すら出ない。ただひたすら、苦しそうに喘いでいた。

漸く男が止めた時は、雪弥の肩口は真っ赤に濡れていた。

もはや雪弥はピクリとも動けない。
間近に感じた、二度の死の恐怖の糸に雁字搦めに縛られている。


口の周りに付いた血を拭い取り、アラストルがゆっくりと立ち上がる。

雪弥を見下ろす瞳は、温度がなかった。



◆◆◆



ヴヴゥ―――と何かが振動する音とぴちゃぴちゃと濡れた音が響く室内。
穏やかな午後の陽気に包まれる部屋の中で、ふしだらで淫猥な行為が行われていた。

「んっ……くっ、んん…」

両手両足を黒い革ベルトで拘束された雪弥が、ソファに座って足を開いたアラストルのペニスを必死に奉仕している。
雪弥の小さな口では、男の超大なペニスが収まりきらないでいた。それでもえづきながら喉奥までくわえ込み、拙く舌を這わせ、時折には、肉棒を口から出してぺちゃぺちゃと全体を舐め回す。

「んぐっ…、っあ…!」

雪弥の体を嗜虐しているのはそれだけでなかった。
紅くひきつくアヌスが目一杯拡がり、狂暴なバイブが後孔を責め悩んでいる。
その振動が一段回強くなったことに驚き、雪弥は思わず口を離した。
そのせいか、力の入らない体が床にへたり込む。

「はっ…んんっ…やめ、ぅあっ!」

止めてと言おうが機械でしかないそれが勝手に止まる訳もなく、雪弥はバイブのリモコンを持つ人物――――アラストルを見上げた。

「どうした。口がお留守になっているぞ」
「ひぁっ……!」
「ふっ…イキたいのだろう?」

言いつつ、雪弥の蜜を垂らすペニスを足で弄る。
雪弥の張り詰めたモノは根本がコックリングを填められ、勝手に射精出来ないよう塞き止められていた。しかもオマケとばかりに雪弥のペニスとアヌスには、媚薬がたっぷり塗り込まれている。
ちょっとの刺激でもイってしまいそうなのに、残酷なリングがそれを許さない。
だが、男は無情に雪弥のペニスに足で刺激を与え続ける。

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