空10題
踊る少年少女と人形劇10題
夜の鼓動と君の影10題
四季と虹色の風
かぼちゃに閉じ込めた悪戯
砂糖が溶けきる前に
手を伸ばしたら届くはずだったのに
時計仕掛の魔法
天辺の一番星
命火の揺らぎ
空には光が満ちていた
空気に触れて、目を閉じる
「遅かったね」
見上げた黒の海
流れ星なんて無かった
静かに、静かに、話をしよう
月が堕ちていく夢を見た
塗り潰される君を見るのは辛いから
この闇の中で見失わないように呼び続けた
夜明けが僕らを見つける前に