HONEY LOVE2
「んっ……」
もう何回もしてるのに、何回しても気持ちよくて足りなくてもっとしたくなる優斗さんとのキス。
ベッドヘッドにもたれかかって座ってる優斗さんに跨って抱きついて、キスしまくってる。
キスしながら優斗さんの指が髪を撫でて梳くように動いたりしてんのが気持ちいい。
もう片手は俺の腰を支えていてたまに背筋をなぞるように動いてる。
唾液の交わる音が響いて唇が離れたら銀糸が引いて切れる。
濡れた唇を優斗さんの指が拭ってくれて、目を細めて俺を見つめてきた。
「もう18歳じゃなくなるんだね」
しみじみと呟く優斗さんに笑い返すと優斗さんは一層目を細くして俺の頭を撫でた。
「そうだよ」
「なんかちょっと寂しいね」
「なにが?」
「んー、ほら出会ったのが17歳のときで、18歳までは高校時代を含むけど……。なんていうのかな、もう高校は卒業しちゃってるけど、19歳になるといっきに大人になったような気がするっていうか」
「そうなの?」
そう言われればそーかな?
「でもさ、まだ酒もたばこもダメだし。20歳になったら大人って感じだけど」
「そうだね」
笑いながら優斗さんは頬にキスを落としてきた。
「高校生の俺がよかった?」
もしかして優斗さんって若ければ若いほうがいいとかねーよな!?
不意にそんな疑問が浮かんでじっと見つめたら、すぐに吹き出して首を横に振った。
「高校生でも大学生でも社会人でも、俺が好きなのは捺くんだよ」
「……俺もだよ?」
優斗さんってなんで気障ぽいこともさらって言っちゃうんだろ。
自然に、しかも本気で言ってるからこっちが顔赤くなる。
火照る顔を見られるのが恥ずかしくて誤魔化すようにまたキスを仕掛けた。
舌差し込んで優斗さんの咥内をねっとり荒らして、触れてくる舌に舌を絡み合わせる。
ざらざらと舌同士が擦れあうのがなんでこんな気持ちいんだろ。
優斗さんの舌吸って、甘噛みしてってしてたらビクンって身体が跳ねた。
シャツの裾から優斗さんの手が入ってきて肌を撫でてくる。
背中から前へと移動してきた手は上へとさらに動いてって胸にある突起を弄りだした。
「っ……んっ」
むずがゆいような刺激が身体を駆け巡る。
キスだけでも反応してた俺の息子はまたさらに反応して、
「ふ……っ、ぁ」
腰から廻ってきた手にズボン越しに触られて硬度を増してしまう。
角度を変えて続くキスはいつのまにか俺の咥内で舌が絡んでて、そして触れられる全部に気を取られてるうちに後ろに押し倒された。
重くない程度にのしかかってくる優斗さんの身体。
腰のあたりに優斗さんも反応してんのを感じて身体が疼く。
「……ん……っ……優斗さん」
キスだけで上がってしまった息そのままで呼んだら、
「腰浮かせて」
って耳元で囁かれた。
言われるままにしたらボクサーパンツごとズボン脱がされて、勃ちあがったものが握りこまれる。
上下しだす手に、熱い息吐き出して優斗さんの首に手をまわして顔を近づける。
「ゆーとさん、俺もシたい」
優斗さんの触りたいって見つめたけど、だめ、ってバードキス落された。
「今日は俺にさせて?」
18歳の捺くんを全部食べさせて、なんて言われたらそのまんま力抜けちまうっつーの。
小さく頷いた俺に微笑みながら優斗さんは俺の首筋に顔をうずめ、キスを落としながら手を動かしていく。
キスがどんどん下へと移動していって、掌でこすられてた息子を口に含んだ。
「っ……ぁ」
生暖かい咥内に肌が粟立つ。
絡みついてくる舌にぞくぞくしてると脚を持ち上げられた。
用意してたローションが後孔に落とされる。
指が窄みを撫でて、また俺のが咥内に含まれて、同時に後も責められた。
頭がクラクラするくらい強烈な刺激。
やっばい、前も後も同時になんてすぐイキそうになる。
俺のツボを知ってる優斗さんのフェラはマジで頭んなか沸騰しそうなくらい、溶けそうなくらい気持ちいいし。
後孔を侵す指も気持ちいいとこばっか攻めてくる。
「っあ、んっ」
女みてーな高い声が漏れる。
恥ずかしいけど、止められないし、声我慢しようとしたらダメって言われるから息吐きながら結局喘いでしまう。
もう数えきれないくらい優斗さんを受け入れてる俺の後孔はあっというまに柔らかくなって、熱を燻らせた。
「優斗さ、んっ」
吐射感我慢して、乱れた呼吸で呼ぶと「なに」って微笑みが返ってくる。
「もう、挿れてほし……い……っ」
「もう?」
「だって、もー、早くほし……っ」
必死にねだると「どうしようかな」なんて言いながらも優斗さんの熱くて硬いものが俺の後孔に宛がわれた。
その熱に息を止める。
「優斗さん……」
早くって腰揺らしたら、クスッと優斗さんが笑ってゆっくりと腰を押し付けてきた。
ぐちゅっとローションの水音が響いて先端がハマる。
一気に全部って思った途端―――。
pipipipi!!
と、電子音が鳴りだして、びっくりして身体が跳ねた。
「な、なに!?」
ベッドサイドに置いてあった優斗さんの携帯アラームが鳴ってるらしい。
驚く俺に対して優斗さんはふっと、ものすっごく優しく頬を緩めると。
「捺くん。お誕生日おめでとう」
って言いながら、一気に俺の中に挿ってきた。
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